霧ヶ峰ロゲイニング
年中行事となった霧ヶ峰ロゲイニング、今年はいくつかのチームから挑戦状をたたきつけられていた。昨年1点差で交わしたチーム遠足(渡辺・大沢ペア)、オリエンテーリングの全日本でメダルを手にした瀧川+TREKNAOの伊藤奈緒。チーム遠足は昨年さんざん悔しさを煽っておいたので、予想通りの挑戦状。競技者たるもの、競い合う相手があってこそゲームが楽しくなるものだ。
今年の霧ヶ峰ロゲイニングは、6年に一度の大祭御柱祭の柱を切り出す観音沢に最高得点のポイントをおきながら、プランナーの木村君は「時間もかかるし、危険」と、競技者を惑わすようなメッセージ。地図を見ると、観音沢には二つのCPがあり、二つとると240点になる。登りも180mそこそこで、躊躇する理由はなさそう。これまではスピードが落ちるからと避けていた西の巻き道も203点の高配点。これはコースが西を回りなさいと言っている。スタート周辺から西側の高得点をなめて、2時間程度、その後車山方面に展開して、タイムを見ながらループの大きさを決めるという戦略でスタート。
霧ヶ峰高原の南の踊り場湿原も、巻き道も、観音沢も予定通りこなして、きれいに2時間でクリア。予定通りのタイム。1時間あたり6km強進んでいるので、車山へ至る外周と内周のCPを全てとって約12kmなので、車山肩までのタイムもほぼ予想通りの2時間弱でいけるだろう。車山肩まで3:45を切っていれば、ループを広げて車山スキー場のリフト乗り場方面に展開できる可能性が生まれる。その展開予想を田島に伝えて、中盤をスピードアップ。おかげで外周に予定より若干早く入ることができたが、登りで田島のペースが上がらない。車山肩の83では、3:48。
ループを拡大して、車山スキー場方面に展開することは無理ではないが、結局その周囲にある200点のうち80点しかとれない可能性も高い。それなら早めに戻れば、車山からの下りで脇道にある80点で埋めることができる。もっと時間が余るなら63をとりにピストンすることもできる。そんなこんなと今日の田島の体力的な状態を考慮して、車山山頂の104をとって、降りることにする。標高差たかだか100mだが、直登はこたえる。
83ごろ、ハイドレーションの水がなくなった。車山肩の小屋で水を手に入れようとしたが、トレイルに近い売店にあったのはビールとラムネ。仕方なくラムネを購入するが、売店の売り子が開け方を知らない。いらいらしながら試行錯誤して、ようやく飲み干したが、動き出してコンパスを忘れているのに気づいた。戻ってみるが見つからない。もう探している時間はないので、諦める。帰りによって探そう。
あとは予定とおり60と40、そして80によってゴールに向かう。10分少々余ってしまった。ちょっと悔しい。こうなると途中スキップした31が惜しくなるが、あの状況では捨てるのが正解だっただろう。
結果、1位になったが、チーム遠足は減点抜きなら同点。減点もたかだか1分30秒だから、結果として200点差。今回は1月前の富士山麓ロゲイニングで大沢さんがひざをケガをしていたので、本調子ではなかったようだから、減点がなければきわどい勝負になっていただろう。
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コメント
競技にたらればは無用なのでしょうが、今回はまさにそんな感じでした。
しかし、我々がこんな状況で勝ってしまうのも申し訳ないので(笑)それはまた次回のお楽しみにしておきます。
まぁこちらとしては、負けた悔しさでトレーニングのモチベーションも上がるということもあり、早くも次回の勝負が楽しみです。
ではまたよろしくお願いします。
投稿: W | 2012/07/09 23:12