香港ジオパーク
オリエンテーリングの国際大会の支援でクリスマスの週末、香港にやってきた。香港といっても、過ごすのはほとんど山の中だ。香港観光らしいことと言えば、せいぜい足マッサージにいくことくらい。ショッピングも、買うのはお土産かスポーツ用品ばかりだ。
お手伝いした2日間の国際大会も無事終わった。安心してみていられるというほどではなかったが、とにかく破綻なく終わらせてホッとした。国際大会といえども臆することなく、きわどい橋を渡るところが香港らしいところだ。
大会が終わっても、性格上のんびりできないから、西貢(サイクン)エリアをハイキングでもするかと思っていたら、このエリアが実はジオパークに指定されていることを知った。確かに自然が豊かなところだが、所詮香港の自然、とたかをくくっていたら、これが結構すごかった。サイクンは、1億年以上前のカルデラの名残で、世界でも最大級の柱状節理が見られるのだ。特に1978年に作られたハイ・アイランドの貯水池の周辺は柱状節理の見本市のようで、コンパクトにいろいろな柱状節理が見られる。
写真は、その中でももっとも有名なもの。柱状節理が形成中に地殻運動で柱が曲がり、さらにそこに新しいマグマが貫入している。開会式もここで行われたというから、香港ジオパークのエースというところか。
左の緑色の男性は、ジオガイド。ほとんどの人は単に洞窟がすごいとかいうレベルで見ている感じだが、こうしてガイドが案内しているのを見ると、ジオパークらしさを感じる。
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