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2011/12/28

森を走ろう、締め切り迫る

12月初旬にお知らせした、トレランと森を走るスポーツの現在と将来を考える日本オリエンテーリング協会主催の「森を走ろう」の締め切りが1/4と迫りました。

オリエンテーリング競技者で、トレランでも数々の戦績を残す柳下氏と山口夫妻もスピーカーに招き、速くなるためのヒントや安全に走るためのノウハウも提供。

また第二分科会では、NHKでワンダー×ワンダーでUTMBを取り上げた中尾氏や、来年の富士山一周100マイルレースの実行委員会、鏑木氏、三好氏、福田氏などを交え、現状の課題、今後の方向性などを存分に語ってもらう。

現在受付中。詳細は下記、日本オリエンテーリング協会hpをご参照ください。

http://www.orienteering.or.jp/archives/2011/1129_symposium2012.php

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香港に来ると思うこと

 今年創設30周年を迎える香港オリエンテーリング協会は、限られたテレインにもかかわらず、常にアジアをリードしてきた。1988年に開催したワールドカップはアジア初だった。日本がワールドカップを開催するのはそれから12年もしてからだ。2004年には、「アジア・シティー・オリエンテーリング選手権(ACOC)」と称した大会を開催した。その2年後の2006年に最後のアジア環太平洋選手権を開催し、この時のアジア諸国会議で、翌2008年からアジア選手権が開催されることに決まった。ACOCの発想がその後押しになっていたことは間違いない。
 その間、僕がアジア初のIOF理事に選ばれた。1990年代後半の活動から、いつかはIOF理事をすべきだとは思っていたが、僕がその決意を決めたのは当時会長のアルバートが「僕が理事になるべきだ。推挙する」と言ってきたからだ。それから10年、国際大会の開催やアジア全体の活動の活性化で、彼らと苦楽を共にした。2007年のAPOC、そして今回のワールドランキングイベント。日本では、単体のWREを開催したことがない。今度の5月の全日本がその初めての試みとなる。この点でも、やはり彼らに先を越されたわけだが、相互に考えがシンクロするようになってきた。「アジアで年間数回のWREを開いて、相互に行き来する。」それが僕と彼らの共通した考えであり、それによってエリートに活躍と切磋琢磨の場が提供できるようになる。
 1996年のAPOCの後、空港に送ってくれたパトリックが弱々しく僕の手を握り、「もし中国連盟に吸収されるようなことがあれば、僕らは生き残れない」と言ったが、香港のオリエンテーリングはその時には考えられない発展を遂げた。昨日ジオパークにでかけた時、20年来の友人のパトリックがふともらした。「いつもは、オリエンテーリング大会だけで帰ってしまうから、こうやって観光に連れていってあげることもなかったなあ。」1988年に日本で開かれた国際大会の前日、僕はカキにあたって、レースはぼろぼろだった。ゴールした時の憮然とした表情の写真がパトリックから送られてきて、裏に「try again!」と書いてあった。彼がその写真を送ってくれなければ、僕らの仲は深まることもなく、香港のオリエンティアたちと深い関係になることはなかったかもしれない。

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△ミドルで堂々優勝の加納選手(写真はスプリントの時のもの)

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△高層ビルをバックに走るオリエンティア。香港でしか見られない眺めだ。

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2011/12/26

香港ジオパーク

オリエンテーリングの国際大会の支援でクリスマスの週末、香港にやってきた。香港といっても、過ごすのはほとんど山の中だ。香港観光らしいことと言えば、せいぜい足マッサージにいくことくらい。ショッピングも、買うのはお土産かスポーツ用品ばかりだ。

 お手伝いした2日間の国際大会も無事終わった。安心してみていられるというほどではなかったが、とにかく破綻なく終わらせてホッとした。国際大会といえども臆することなく、きわどい橋を渡るところが香港らしいところだ。

 大会が終わっても、性格上のんびりできないから、西貢(サイクン)エリアをハイキングでもするかと思っていたら、このエリアが実はジオパークに指定されていることを知った。確かに自然が豊かなところだが、所詮香港の自然、とたかをくくっていたら、これが結構すごかった。サイクンは、1億年以上前のカルデラの名残で、世界でも最大級の柱状節理が見られるのだ。特に1978年に作られたハイ・アイランドの貯水池の周辺は柱状節理の見本市のようで、コンパクトにいろいろな柱状節理が見られる。

 写真は、その中でももっとも有名なもの。柱状節理が形成中に地殻運動で柱が曲がり、さらにそこに新しいマグマが貫入している。開会式もここで行われたというから、香港ジオパークのエースというところか。

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左の緑色の男性は、ジオガイド。ほとんどの人は単に洞窟がすごいとかいうレベルで見ている感じだが、こうしてガイドが案内しているのを見ると、ジオパークらしさを感じる。

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2011/12/18

みろくロゲイニング

 参加チーム数は30弱だが、混合は強敵揃い。長野の古越夫妻、トランスジャパンにも参加している平井さんをリーダーとする「スタコラ山岳部」。特に「スタコラ山岳部」は走力も揃っているし、地図も読める。全員前日の読図講習に参加。そのスキルの片鱗をみたりかちゃんが、「侮れませんよ」という。
 スタコラ山岳部とは、前半のルートはほぼ一緒。一カ所、僕らがスキップした12と13を彼らはとり、逆にぼくらがとった3と8を彼らはスキップした。得点差は14点。当然その分僕らは先行していたが、1時間を経過したあたりで追いつかれた。走力的には同等か彼らが若干上、すでに14点のビハインド。無理をすれば自分たちがつぶれる可能性があるし、このまま同じルートをたどっていけば確実に負ける。そのプレッシャーの中で、中盤はとにかくペースを守りつつ、少しだけ頑張って、差が生まれ、それによってルートの大きな戦略に影響が出てくるのを待つ。
 当初僕たちも「西はじの得点の多い二つのブロックを回ったら、直帰」と思っていたし、彼らも思ったいたらしい。最初の2時間ほどを回る間、ナヴィゲーションが単純な場所では僕はりかちゃんに読図を任せ、常に先の時間的配分とそれによって可能になるルートの検討に力を注いだ。その結果、42や32がある津田湾を回れるという結論にたどり着いた。中盤頑張って彼らとの差が5分以上になった時、僕らが積極的に津田湾に回り、彼らがそれを諦めるシチュエーションができれば、勝機はある。
 その目論みは本来5分近い差を付けることができた40番で写真のトラブルから彼らに追いつかれた時に潰えたように見えた。その後、僕らは、42の津田湾に回ることはリスクを伴うが、直帰したら残った時間で行く場所がなくなることが分かっていた。リスクを承知で、津和湾に向かった。20番に向かう途中で彼らとすれ違い、彼らが直帰ルートを選んでいるのが分かった時、これは逆転の可能性があると感じた。
 そう思うと、辛い単調な道走りも我慢できる。津田湾岸でぴったり1時間。これで歩いても時間内に戻れる。「スタコラ山岳部」は手詰まりになるので、点数が伸びない。津田の松原、世界最古のナマズの化石を持つ自然科学館をめぐり、ゴールへ向かう。 最後は予想以上にペースダウンして、あと2分を残した状態でフィニッシュ。途中は、残ったタイムを考え、スピードアップしても取れるポイントがないことを考えてのペース配分だったから、危なげはなかった。
 スタート前に「こつは?」と振られた最後の30分間がおもしろい、だからそれまでの4時間でがんがん走ること、とコメントしたが、その通りに走って結果がでた。男子組も押さえてシリーズポイントも100点を獲得!

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△男山神社で、ちょっと男っぽい(?)ポーズ

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△狛犬ポーズのたじまりか

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2011/12/10

森を走ろう2012

昨年多くのトレイルランナー、登山、ロードランナーの方に参加していただいた「森を走ろう」トレランの現在と明日を考えるシンポジウムを今年度も開催

NHKでワンダー×ワンダーでUTMBを取り上げた中尾氏や、来年の富士山一周100マイルレースの実行委員会、鏑木氏、三好氏、福田氏などを交え、現状の課題、今後の方向性などを存分に語ってもらう。

現在受付中。詳細は下記、日本オリエンテーリング協会hpをご参照ください。

http://www.orienteering.or.jp/archives/2011/1129_symposium2012.php

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2011/12/09

有度山

トレイル三昧、トレランレースは早くも100人近い参加申込があった。ロゲイニングのCP設定も着々と進む。今年も豪華な富士山の眺めをお楽しみいただける。

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学生のチャリティーマラソン

2週間ほど前まではたった数名の参加者だった学生の震災復興チャリティーもなんとか100の大台を超えた。3.11km、9.33kmの部に加え6時間22分の部があり、ほとんどは3.11kmの部だが、集まった人数を考えれば誰でも参加できる3.11kmが大半を占めるのは仕方ないだろう。

 6時間22分の部に単独で参加するのは社会人のみだとか。6時間走るのを楽しめるのは社会人ならではなのかもしれない。もちろん、僕もそのうちの一人。

天気もよさそう。 楽しみ♪

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2011/12/04

静大チャリティーマラソン

私が所属する静岡大学教育学部教育心理学の学生が、東日本大震災に対して何かできることがないかということで、チャリティーマラソンを企画しました。

来週日曜日(11日)です。3.11km、9.33km、そして6時間22分走の部があり、普段走っていない人から、トレーニングと社会貢献を兼ねたいという欲張り派まで、いろいろな人に楽しんでもらえるイベントとして企画中です。

ブログは

http://profile.ameba.jp/shinri14

記載の申込は過ぎていますが、12/7までは受け付けています。震災のことが少しづつ忘れられようとしている今こそ、走りながら、被災地に思いをはせて見ませんか?東海地震が想定される静岡では人ごとでもありません。「その時」何ができるか、についての大学ならではの情報提供も行う予定です。

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トレランシンポジウム

今年1月に開催したトレイルランニングを考えるシンポジウムを来年1月にも開催する(日本オリエンテーリング協会・ランニング学会共催、富士山トレイルランナーズ倶楽部協力)。今回は、より速く、より楽しく、より安全にと題して、トレランの現状や今後のあり方を考える。

詳しくは、

http://www.orienteering.or.jp/archives/2011/1129_symposium2012.php

に掲載されている。

現在私もコース管理の主力として関わっているUTMFについても、三好礼子、福田六花、鏑木毅からの熱いメッセージも披露される予定。

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やっぱり富士山

久しぶりに家にいる日曜日、有度山のための写真撮影に出かけた。雨上がりで、とにかく景色が澄んでいる。清水のどこからでも美しい富士山が見えるが、海越しの富士山の眺めは清水ならではだ。これでもかってくらい、富士山の眺めを写真に納めた。

 まだウェッブには掲載していないが、1月28日(土)は翌日に向けた読図の講習会や昨年好評だった交流会(夕食会)もやりますよ!

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