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2011/11/28

オリエンテーリングin朝霧終了

朝霧ロゲイニングを含む二日間の行事「オリエンテーリングin朝霧」が終了した。一件、4針縫う怪我が発生したので、無事とは言い難いが、「アウトドアでやっている以上仕方ないよね」と言える程度のけがで済んだのが幸いだった。

 子どもからトップ選手までが、一同に集まり、それぞれにできることをしたり、あるいはロゲイニングのように同じフィールドで競い合ったり。これは修士論文でスポーツ環境論のことを考えて以来もっていた一つの理想的スポーツの実施スタイルだ。互いに刺激を受け合うことができただろうか?

ロゲイニングでは富士山西麓の広大な森林を参加者に堪能してもらうことができた。それもまた、15年近くこのエリアでのアウトドア活動の広がりを考えてきた身としては嬉しい。来年6月2日(土)には12時間ロゲイニングをやろうということで、土曜日の夜には話しがまとまってしまった。後で首を絞めるとは分かっていても、ここにいると次々に楽しい構想がわき出てくる。それを触発してくれる環境と仲間がいればこそだろう。

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2011/11/25

これからのロゲイン

今週末は、朝霧ロゲイニング。富士山西麓の豊かな森を自由に走れる本格的イベント。かなりワクワク(興奮しすぎて不眠にならないようにしなくちゃ)。

12月は、香川で四国初のロゲイニング

http://treknao.com/mirokurogain.html

さぬきうどん食べて、でもうどんだけじゃない讃岐の魅力満喫

1月末は有度山ロゲイニングとトレラン。トレランのエントリは相変わらず好調。希望の方はお早めに。

http://homepage2.nifty.com/MNOP/event/udoyama2012.htm

A1

来年6月1週には、朝霧で12時間ロゲイニングの開催予定。

こいつも朝霧をビッグに楽しめるイベントになりそう。

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2011/11/18

有度山トレイル始動

 玉川トレランに汲々としていた時には、やらなきゃと思うだけでも頭が重くなっていた有度山だが、トレランも終わってほっとすると、やりたい気分になってきた。楽しみにしてくれる人も多いことだし。
 手狭な公民館の代わりに学校を借りるのは不首尾に終わった。公民館も大部屋がとれなかったので、当日はテント設営がやや面倒かもしれないが、天候問題の少ない季節だしなんとかなるだろう。いざとなれば、ステージがあるしね。
 ロゲイニングの方は懸案の県立大学をスタートとして借りることができそうだ。こちらは新たなスタート地点で、家族チームにも新しい魅力を見つけてもらえるだろう。
 噂に聞いていた9月の台風の風倒木は、中部農林事務所に電話すると、確かにそうだという。確認にいってみると、ハイキングコース景色が変わっていたが、こちらはさすがに手入れが入っていて、通行には問題ない。北麓公園の方も心配した尾根道は倒木が1本のみあったが、これは低いので問題ない。唯一谷の中に問題箇所を発見。自分で切る訳にもいかないので、ちょっと細工が必要だろう。これなら実施上の問題もなさそう。
 日常生活にもう少し余裕があれば、大会準備も楽しいのだが・・・。

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運動錯視

 ここ数日早朝覚醒が続いた。目を開けてみてびっくり。景色が回っている。「ぐるぐる」と形容されるが、むしろ北岡明佳の運動錯視のような周り方というのがぴったりくる。現実に回っていないという意味では、明らかに(個人的な)錯視なのだが、きっと北岡さんが経験したら、大喜びするくらいのすごい錯視量だ。生まれて初めての体験だったし、同時に起こっている過覚醒との相乗効果で、思わず救急車を呼ぼうと思うほどの不快感。しかし、8月の登山研のこともあるしなあ、と思いつつ、いつでもワンプッシュで呼べるように、携帯に119と打ち込んだ。  強度の覚醒を収めるために精神安定剤を飲んだ。そのせいかプラシーボ効果か、覚醒は収まった。眠気も出てきた。別に吐き気も頭痛もないので、そのまま眠ってしまおう。ちょっと怖いけど。  朝起きて、さすがにすぐに家庭の医学百科みたいな本に目を通した。ぐるぐるめまいにはいくつかのパターンがあるようだが、緊急を要するのは動脈硬化による左右の血流量の差に由来するものだけ。最近耳がづんとすることがあるので、メニエールの疑いはある。   ウェッブで調べてみるが、劇的な現象面に比較すると原因は地味で、基本的には内耳の不具合らしい。平衡感覚の問題か?現象はどうみても視覚の異常にしか思えないよな。それもたいてい自律神経の失調症状として出るとか。よーするに過労やストレスか。松代いかなくてよかった。たぶん今日は走れただろうが、月曜日にもっとひどいことになっていただろう。

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2011/11/11

玉川トレイルレース終了

 地域起こしトレラン3レースそろい踏みの11月6日、僕は静岡の玉川地区のトレランを運営していた。全盛期には4000人を超える人口のあったこの地域も、今は1000名ほど。こうした中山間地をなんとか振興させたい。そういう思いを持った地元が僕たちに接触してきたところから、今回の企画がスタートした。
 それから約1年半。市の助成金も取れた。アラジンのトレラン部という2年前には実態もなかったクラブの主力部員たちは、コースづくりを通して、共同作業のおもしろさに目覚めていったように思えた。。
 コースが厳しすぎるのではないか、最後の激下りで事故が多発するのではないか、地元とのコミュニケーションが不十分で、何か抜けが出ているのではないか、そんな危惧はあったが、とにかくレースは無事終わった。天候がすっきりしなかったので、会場の盛り上がりには欠けたが、ゴール後の参加者の表情を見ると、大会が成功したと思えることができた。
 打ち上げの飲み会で、ある部員は「肩の荷が下りた気分」と大会後の気分を表現した。別の部員は、「明日は仕事にならないと思います」と語った。共同作業を終えた充実感と結束が生まれていた。いずれも、大会運営に入れ込めばこそだし、それは傍目にも感じられた。そういう時間を一緒に過ごす楽しさを久しぶりに味わった週末だった。

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ハセツネ、当然の結果

 十分な準備が出来ていないことは、百も承知だ。9月来の体調を考えたら走れるだけでも上出来だ。そう思う反面、50歳代の表彰台が決して非現実的なものではないことへの色気もない訳ではない。中途半端な気持ちで、当日の朝を迎えた。理由のないネガティブな気分が頭の中を渦巻いている。これをどうやって解きほぐしていこう?
 10時ごろからぱらついていた雨も、スタート時には止んだ。予報は雨だが、雨量はそう多くはない。気温も高い。ウェアや装備を調えていると、少しづつレースへの気持ちは向いていく。
 スタート後1時間は、走りきれるのだろうかと思う気持ちとの葛藤だった。それほど早いペースとも思えないのに、若干脳貧血気味で思考力は鈍っているが、一方で体はよく動く。ふと、「もしこれが最後のハセツネだったら」と考えてみた。当然悔いないレースをしようと最後まで努力する、たったそれだけのイメージトレーニングだったのに、その後はレースに集中することができた。
 浅間峠の通過が3時間15分。ペースが遅かったことと、登りでの小股とすり足を心がけたせいで、三頭山の登りも、あっけなく終わった。月夜見で6時間30分。ベストタイムを出した2008年より10分ほど遅いだけだから、後半のダウンがなければベストタイムも狙えるかもしれない。
 一方で、三頭山あたりから、胃がむかついてきた。食べ物どころが味のついたハイドレーションの水分を飲み込むのもやっと。ジェルなど酸味のつよい補給食が多かったからかもしれない。コンデンスミルクのチューブを買い忘れたのも失敗だ。月夜見ではまずはハイドレーションは真水にして、ボトルの方にポカリを入れてもらおう。
 月夜見ではまだまだ元気だったし、前回はペースダウンした御前山の登りに今回の走りの成果が現れるかどうかを見るために、とにかく進んだ。のどの乾きはなかったが水はほとんど飲めなかった(後でみると、この2時間で200mlしか飲めていなかった。食料類も、ようやくジェリー1/2を押し込んだだけ。しかも途中で、あまりに胃がむかついて、胃液とジェリーを戻した。脱水、低血糖、いずれの可能性もあった。
 大タワでリタイアすることを何度も考えた。たぶんゆっくり歩けば十分どころか13-14時間でゴールできるだろう。だが、そんな走り方でゴールすることには何の価値も見いだすことはできなかった。「明日人生が終わるとしたらどうするだろう?」そう自問してみた。答えはあまりにもあっさりしたものだった。「意義の感じられないレースをすぐに止めて、自分にしかできない仕事をすべきだ」。ゴールに向かえばハセツネ完走のささやかな達成感を得られるかもしれないが、自分にとって誘因にはならなかった。これは止めるべきだろう。
 大タワの手前で斜面にもたれている選手がいた。脱力感を感じさせる姿勢が気になって声をかけると、佐藤光子さんだった。「低血糖?脳貧血?」彼女自身にもその答えは分からない。病的なものではないことだけを確認して、自分は大タワに向かった。ここで少し眠ってみれば、進むことができるかどうかが分かる。トイレの脇に座っていると、援助品を提供することができない役員が、「ここにブルーシートをおかせてね」と言って、おいてくれた。それに腰を下ろして休み、考えた。ほどなく佐藤さんがやってきて、一緒に座って、おしゃべりした。彼女は体調が回復せずほどなくリタイアを決意。その後僕は、彼女にもらった胃薬を飲んで様子をみたが、ハイドレーションの水を多めに飲んだ途端吐き気がして、全部戻した。リタイアが妥当だ。
 リタイア者は、ストーブのあるテントに入って毛布をあてがわれるが、しばらく外で阿闍梨の女子たちを待った。僕がついてから30分くらいで、なおちゃんが元気にやってきた。僕の状況を話すと、「それはリタイアした方がいいですよ。暖かくしていてください」と優しい声をかけてくれた。それから20分もしないうちに、同じチームの妙ちゃんがやってきた。初出場とは思えない好タイムだ。授業時間が迫り、エントリーができなくなる危機を救ってくれた田島利佳には一言詫びたかったが、彼女が来る前に回収車で会場に向かった。

装備品
 ザック:グレゴリーのルーファス。
 水・食料:ハイドレーションに約半分に薄めたリンゴジュース1700ml、ボトルにアセロラドリンク350ml、カーボショッツ5つ、ジェリー1、ドライフルーツ(マンゴ・パイン)で計250kcal、梅あめ(10個、160kcal)、総菜パン1,バー2本、
 その他:ファーストエイド(ばんそこ、テープ1/4、サバイバルシート、ミニナイフ)、ハンドライト、ヘッドライト、携帯電話(カメラ)、長袖山シャツ、アクティブシェル、ネックウォーマー
 ウェア:下はハーフタイツ、上は半袖ウールシャツにベスト。靴はイノベイトのタロン212、スタッドが適度に減っていて、ちょうどよい。ハーフタイツ(3部丈は、太もものプッシュの時、皮膚が直接こすれるので、NG。

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