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2011/09/10

ウェールズ(2)

 9/8に、ベトウ・ア・コードからバスに乗ってプレシ・イ・ブレニンにやってきた。ここが登山研修所のある場所だ。実際には集落としてはCapel Curigにあるので、Plas-y-Breninは字名に近い。日本で言えば、「立山の登山研修所」じゃなくて「ブナ坂の登山研修所」と言っているような感じ。
 あると思っていた9:50のバスは、9/4までの運行であることに、バス停の時刻表を見て初めて気づいた。次のバスは10:50。しばらく駅の土産物屋やビジターセンターに行って時間をつぶす。10:50に来たバスに、行く先も確かめずに乗った。運転手がなんとなく怪訝そうな顔をしている。街の郊外の病院の停留所を過ぎると、前のおばさんが「どこにいくの?」と聞いてくる。「Capel Curigだよ」というと、バス間違っているわよ、と言う。そんなの聞いてないよ、っていうか聞かない自分が悪かったんだけど。じゃあ、どこで乗り換えたらいいのと聞いたら、そのおばさん、次の停留所で降りるときに、運ちゃんに、次で降ろしてあげてね、と言って降りていった。このお節介さが田舎な感じだ。運ちゃんは街に戻る次の停留所で降ろしてくれた。そういうことね。反対側のバス停に移って、バスを待つ。バスがほぼ定時に通過していたら、今の迂回路の部分で先に行かれてしまったかもしれない。幸いなことは、次のバスが30分後にあるということだ。待つこと5分、バスは遅れてやってきた。幸運なことこの上ない。今度はちゃんと「Capel Curig行くの?」と聞いたら、そうだと面倒くさそうに答えてくれた。その上、乗車扉を開けたまま、手放し運転だよ。なんかスナックの袋を破って、食っている。
 Capel Curigからは地図を見て約400mほど歩くとPlas y Brenin。なんだ、この字にもバス停あったじゃないか。受付にいって、電話で追加の宿泊頼んだんだけど・・・というと、ささっと受付してくれて、部屋へどうぞ。この時間から部屋に入れるとは思わなんだ。じゃあ、とっとと着替えてSnowdonにいこっ。登山道のある峠まで往復走るつもりでいたが、これなら30分後のバスに乗れる。これで峠まで10分少々でいける。
 スノードンはウェールズとイングランドでは最高峰なのだそうだ(1085m)。スランベリまでいくと、なんと山頂まで登山列車に乗れる。これがなんと蒸気機関車。北向きに傾斜が緩いとは言え、国内最高峰の山頂直下まで列車でいけるなんて、ちょっと感慨に欠けるなあ。こいつにはじじばばがたくさん乗っていたが、若者は歩く。学校の遠足とおぼしき高校生たちが、平日だというのにたくさん登っていた。ちなみにイギリス全体ではスコットランドにあるベン・ネービスが最高峰。これは1999年に征服しておいた。

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▲登山電車ならぬ登山列車。なんと蒸気機関車が押している

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▲スノードン山頂にて。貴重なポートレート。霧で山頂なんだか分からんが。

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▲パブリックアクセスが可能な場所は走りたい放題。トレランというよりもクロスカントリーとかマウンテンマラソンと言った方がぴったりくるか。

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