日本一方向感覚のよい男
昨日の爆笑問題のキャッチが、見出しの「日本一方向感覚のよい男」。そのこと自体は概ね間違いない(自覚はあるし、500人以上の登山者の山中での方向感覚をテストしてきた青山先生が、僕をテストした時『どうして個々の場所のローカルな特徴にこれほど影響を受けないのか不思議だ』というほどのデータを出したので、客観的にも1番に近いところにいることは間違いないだろう)。
それって、僕のオリエンテーリングのパフォーマンスや地図読み能力につながっているのだろうか?僕の近くには方向感覚がかなりだめだが、日本チャンピオンに3回なった男がいる。自分自身方向感覚がいいことで、オリエンテーリング中の動きがなめらかになっていると感じることはあるが、それはナヴィゲーションスポーツのパフォーマンスとしてはごく限られた部分を説明しているにすぎないと思う。もちろん、彼も地図読みや体力の部分では優れた能力を持っているので、方向感覚の悪さを自覚的な、そしてやがては無自覚的名スキルで補っている可能性は高い。
初心者指導をしていると、磁針に対してもっと感受性を持って、それに対して自分がどちらを向いているかを意識してほしいと言うし、もっとそのことに真剣になれば、地図読み(というより読み取った情報の活用)がより確実になるのにと思うことは多い。方向感覚のよい僕のようなタイプは磁針を参照しなくても内部の認知地図で、自分がどちらを向いているかを判断することができるし、上に紹介した彼のケースでは、徹底的に磁針を意識するスキルを高めることで、自分がどちらを向いているかを意識し、それによってナヴィゲーションを成功に導いているのではないかと思う。
そうだ。マイクロレーサーの導入にも、このステップを徹底的に意識させることが大事だと昨日考えたばかりだった。
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