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2011/03/22

富士宮の被災

 3/15日に富士山直下で大きな地震(地元は震度6強)が発生したが、東北や関東北部の状況とは比べるべくもなく、ニュースにもほとんどならない。実際清水にいた自分ですら、ニュースを聞いて、それほど大きくないけがが30人程度、という軽い気持ちでいた。
 山の状況を見るために週末にいってみると、確かに悲惨な光景はないものの、山中の林道は盛り土が滑って舗装路面がひび割れていたり、一部に落石も見られた。実際落石が台所に飛び込んできた家もあったそうだ。
 折しも彼岸。もっとも震源に近く、オリエンテーリング関係者であったら一度は訪れたことがある村山では墓石が相当数倒れ、また瓦屋根のざっと1/3くらいがなんらかの修理が必要な状況に見えた。卒業生の実家を訪れたら、鉄骨の庇が半壊し、危険な状態だったので取り壊して片づけの最中だった。その光景には心が痛んだ。富士宮くらいでも、報道と実際に見た時の心情にこんなギャップがあるのだから、東北関東北部の惨状は、想像を絶するだろうと思う。
 アウトドアが専門だから、彼らの暮らしを改善する可能性のある物資を大量に持っているが、それを活用できないもどかしさがある。いつか自分の持っているものを役立てる日が来るときのことを想定し、今は冷静に頭を働かせておこう。

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