スタートまでの遠く険しい道のり
富嶽周回の準備で、富士宮で自然保護活動を続けている方にお会いしてきた。
つくづく、世の中には多様な考え方があるのだという当たり前の事実を思い知らされる。確かにトレランをしていれば、登山者からのクレームだとか、自然を破壊するのではないかという世間の評価があることは分かっている。だが、実際に自然保護活動をしている方から現場での経験を元に話しをされると、そうかあれもこれももっと注意しなければならないのだということに気づかされる。
互いに、相手の全てを納得できないということは、双方に理解している。こちらも所詮人様の土地を走っている身だし、「富士山の自然に対して何をしている?」と問われれば、返す言葉もない。それでも、前回の経験から、走った人の多くが富士山への見方を変え、ただ遠くから眺めたり山頂に立つのとは違う富士山への愛着を感じたことは確かだし、こちらもその実践の上に立つなら、それもまた富士山の自然やその保護への理解につながるはずだとしか言いようがない。
ストックの使用はもっての他。テープや看板には主催者名や日付を入れる。これらはごもっとも。携帯トイレを使う。なるほど、しかし、それって地球環境全体を考えたら、むしろよりごみを増やしているってことはないんだろうか?
そんな複雑なバランスの上にトレランイベントが成り立っているのだということをきちんと伝えることがせめてもの役割なのかなと思う。
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