好き
幼なじみと久しぶりに逢った。幼少のころからピアノが好きだった彼女が、来日のたびにかかさず見に行くピアニストがいるという。とにかくピアノが好きなことが伝わってくるのだそうだ。コンサートではその前から舞台に出てひいている。終わってもピアノを弾いている。夜興が乗ると、よったままひく。
朝は寝ぼけ眼でひく。とにかく一日中ピアノを弾いていて、飽きないのだそうだ。
朝は、一つづつ音を丁寧にひく練習から始める。そのあとハノンをひく。練習をはじめたばかりの子どものように。
この話しをきいて、25年も前にスポーツ心理学の師匠から聞いた話を思い出した。当時全米ゴルフでは帝王と呼ばれていたジャック・ニコラウスが、マスターズトーナメントの間、何をしていたか?
もっとも基本的なショットを一本一本丁寧にうちながら、コーチがそれを後ろから見て、一つ一つアドバイスをしては修正という地道な作業を繰り返していたのだそうだ。
基礎的なプレーにこそ、全てに通じるものがある。
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