練習
最終回だという触れ込みの7人リレーに向けて、久しぶりに真剣な練習をした。とにかくスピードが課題だ。循環器系がアップアップで、しばしばスピードダウンという経験がレースや練習で何度も続いていた。2週間程度のトレーニングで決定的にどうなるというものでもないが、それでもやらないよりはいいだろう。たった4回だがインターバルトレーニングをした。 驚いたことに1週間くらいで、明らかに体の切れがよくなり、気持ちよく走れるようになった。トレーニングの効果が実感できるなど、何年ぶりのことだろう。こんな楽しい思いができるなら、練習しようという気も起きる。 16年ぶりの順位更新を目指した今年の7人リレー。田濃・和久田・平井の3人でほぼトップに近い位置にいられるだろう。そのあと稲葉・若山で少しづつ離され、たぶん8-12分差で6走の僕がスタートできれば、僕と松澤で3位が狙えるのではないか?結果は平井までの3人でトップに立ち、稲葉・若山が冷静に抜かれ、僕がタッチを受けたのはトップから12分差。ここまでは予想通りの展開だったが、その後の展開は全く予想外れだった。僕の段階でトップとの差を5分詰め、松澤がさらに6分詰めてしまった。6・7走の上位チームがナショナルチームか準ナショナルチームだということを考えると、そんなレースの中で高いレベルでまとめて走れたこのレースは、僕の競技人生の中でも誇りにできるレースの一つに数えることができるだろう。 気持ちよく森の中を走りぬける快感を久しぶりに味わってしまった。「練習は裏切らない」なんて、言い古されたフレーズだけど、50歳にして味わうとはね。だからアスリートはやめられない。
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