フランス人と日本人
取材班は、不完全燃焼のまま宿舎に戻って、深夜12時からビデオ鑑賞会。スタート直後を追っていた、佐藤、村越の映像は迫力があるし、中止直後にコンタミーヌのエイドで、わけもわからないまま、とにかく号泣しているトップ選手をとりづけた福田六花さんの映像も印象的だった。
よく朝ゆっくり起きて、じゃあ暇だからカフェへと思って歩いていると、ノースフェイスの三浦さんが通りかかる。クールマイヨールから後半だけの98kmのレースが朝10時にスタートしたという。この選択肢はありかなと思っていたが、たった半日でロジスティックの問題を解決するところも、その切り替えの速さもフランス人らしい臨機応変さの表れかもしれない。たしか、パリダカとかアドベンチャーレースでも、天候によってその区間が中止になったりコンボイになることがしばしばあり、それに対して柔軟に対応できることも選手に要求される。そんな文化的伝統があればこそ、決断もまた素早いのだろう。
ゴール付近にいくと、UTMB以外の3つの種目の表彰式やら、ゴールしてくる選手の紹介をしていた。そのにぎやかさは、「UTMBの中止は残念だけど、それはそれ」という主催者の意思が伝わってくるようだった。
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