スントM9(コンパス)
都内のあるスポーツ屋で、スントのM9を見た。日本では珍しいリスト(手首)にバンドではめるタイプのコンパスで、しかも羅針盤的な円盤状の方位盤がカプセルの中で回転するタイプだった。
珍しいので、さっそく手に取ってみた。ところが、円盤の動きが少しおかしい。どこかにストッパーがついているのかと思ってみてしまうほど、ぎこちない動きをし、しかも北を指さずに止まってしまうこともある。他の製品も見てみたが、同じように動くので、個別の製品の問題ではないようだ。裏を見ると、たぶん伏角の修正のためにつけられているおもりがかなり南側に偏っている。実際、方位を示す円盤は少しばかり北があがっていて水平ではない。従ってカプセルを水平にすると、どうやら円盤がひっかかって北以外の方向を向いて止まりやすいようだ。試しにカプセルを少し南に傾けてやると、円盤はスムースに回る。
仕様としては他にない特徴を持っているし、価格も適当なだけにもったいない。もしこのコンパスを持っている人がいたら、方位盤の動きのくせを熟知し、間違って北でない方向を向いた状態で使うことのないように、くれぐれも注意してほしい。
(なお、スントM9はコンパスとリストップコンピュータの両方があるが、ここで指摘しているのはコンパスの方である)。
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