思いがけない事故などない
11/8に、本栖湖で、アウトドア系出版社のイベントでミニロゲイニングをした。宮内にコース設定を依頼したのだが、いつものように容赦がない。かなり急な斜面の中の沢で、平地から40mくらいあがったところにコントロールがあった。設置の時、尾根の道からトラバースしたが、斜面が思ったより急で滑りやすく、また沢底も岩がところどころ露出していて、嫌な感じがしたが、地面は全体的には落ち葉でふかふかしており、まあ大丈夫だろうと判断してしまった。 競技が開始になって、パトロールに出た。フラッグに近づいて下からみていると、斜面をトラバースしようとしていた小学生の子どもが斜面方向に動き出し、制動がきかなくなって、沢底まで疾走し、そこで転倒。ちょうど沢底にあった岩に身体を強打し、泣き叫びました。岩は尖ってもいなく、ほぼ地面に平坦にあったので、大事には至らなかったものの、腰骨を強く打って、痛い、痛いと言いながら大泣きしはじめた。すぐその子のところにいって、とりあえず抱きかかえ、様子を見る。近くにいた方が、「なんでもしますから言ってください」と言ってくれたので、必要性は低いと思ったが、救急車の手配を頼む(のちにキャンセル)。 子どもが腰のあたりを押えているので、触りながら、痛い場所を確認、おなかも痛くなく、気分が悪いこともないので、この時点で大事ではないと判断。落ち着いてから立たせて、痛みがないことを確認。お父さんと一緒だったので、そのまま行かせた。その後は元気で、最後も走って帰ってきた。 転倒した際、腰骨を打ったのは偶然に過ぎない。頭や内臓を打ったかもしれないと思うとぞっとする。なにより、事故は「思いがけないもの」ではなく、自分自身その予兆を感じていなが回避の行動を取らなかったことが悔やまれた。
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