ハセツネに向けて
里山アドベンチャーのレース中は、ハセツネを走ることなど考えられなかった。時々ふとハセツネのことが頭に浮かび、走る気持ちが萎えていった。完走すると現金なもので、なんかハセツネもやれるような気になってしまう。かたや36時間ノンストップ、方や71kmでせいぜい11時間。レースの性質は全然ちがうのに。
しかし、里山が装備(特に食料)については、いいシミュレーションになったことは確かだ。
まず、バーム。2週間前のトレランといい、今回といい、最近長距離レースに出ると、よく低血糖気味で頭の働きがダウンすることがあったが、この2レースはそれが無かった。うまく脂肪がエネルギーになっているかのかもしれない。
甘いものとしょっぱい物
毎年、行動食に甘い物としょっぱいものを選んでいる。これまでしょっぱいものとしてベビーサラミをもっていたが、どうも消化がよくない。純粋な炭水化物でしょっぱいものというと、せんべいとかあられが思いつくが、ぱさぱさして食べにくそう。コンビニで売っている磯辺もちなんかいいが、ちょっとべとつきそう。そこで思いついたのが「ぬれおかき」。スーパーにいったら175gパックで売っていた。約500kcal。炭水化物たっぷりで醤油味もいい。ただしちょっと味が濃い。後半は無理かも。
甘いものはドライフルーツを使っているが、昨年は酸味の強いクランベリーは食べられたがマンゴはダメだった。今回の里山ではミックスを持って行ったが、やはり中盤から味が濃すぎてだめになった。前半はいいとして、後半用にアメがいるだろう。どうせ後半は直接エネルギーとしては使われないので、適度に補給し続けることができればよい。
ハイドロにはリンゴ100%を2倍希釈してみた。これもまずまずだった。スポーツドリンクは、甘味料が耐えられなくなる時があるが、リンゴジュース希釈は穏やかな甘さで、飲み飽きない。水分は冷えていた方が吸収がいいので、もし天気がよければ1Lのジュースに500ccの水を入れ、それに500gの氷を入れてみようと思う。どの程度持つのだろうか?
昨年と同じように、市販のレモン入りはちみつ。コストパフォーマンスは最高だし、なんかヘルシーっぽい。そのままでは粘性が高すぎるので、レモンで希釈してもっていこう。これ1本でも、500kcalほどはある。
所詮、取ったカロリーがそのまま使われる訳ではない。筋グリコーゲンも200kcalくらいしかない。レース全体では5000-7000kcalくらい?どうせ足りないのだから、あとは血糖値を下げないように、こまめに少しづつとっていけばよい。
重要なのは、事前の食事と水分補給。
これは先週、スポーツ栄養学の本を3冊読んで、最大公約数をまとめてみた。
●72時間から48時間前までの高炭水化物食
ということは木曜日の昼から金曜日の昼までが実は勝負だ。
当日は朝普通より大目に食べ、さらにスタート2時間前くらいにパンを1個くらい。
●水は前日に十分給水。当日は朝食周辺で500ml、スタートまでに500mlを最低飲む。
さあ、がんばろう!
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