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2009/10/12

ハセツネ:収穫と反省

①入りのスピード
 昨年は渋滞が怖くて、かなり入りのスピードをあげてしまった。これが中盤のエネルギー切れにつながっていると同時に、最後の筋肉疲労に来ている可能性があった。反面、ゆっくりしたペースで入った時のペース維持や渋滞にも懸念があった。そこで今年はゆっくりしたペースでの入りを心がけてみた。10-12時間のところに立ち、道路では周囲を敢えて追い抜かないペースで走る。
 入山峠で50分。浅間峠では、昨年を5分上回る3時間ジャストで走ることができた。変電所まで、渋滞とは言わないまでも流れが悪かったことを考えると上出来だ。10時間切りを目指すなら、このペースは、心持ち上げるので、十分。

②氷入りジュース
 ここ2回ばかりの長距離レースで試して、リンゴジュース(100%、クリア)を倍に希釈してみた。ただし12時に購入した氷1kgを入れたので、前半はもっと濃かったはず。味はマイルドで飲みやすい。何より適度な低温になっているので、水の吸収もよかったはずだ。最初は濃いめで、だんだん(2時間後まで)薄くなるのもちょうどよい。氷は表通りのいなげやで買える。

③どうせ、カロリーは足りない
 消費カロリーは多分7000kcalくらいだが、どうせこんなに食べられない。多分1/3食べるのも難しいだろう。元々、レース中に消化吸収されたグリコーゲンが大量に使われているとも思えない。
 そう思うと、まず重要なのは、脂肪の燃焼。これは市販品に頼ってバームを飲んだ。ここ3回のレースで試したが、昨年まで見られた低血糖による思考力と気力の低下防止には役立っているようだ。三頭山までは押していけた。
 どうせ、カロリーは足りないということ、そして、どのレースでも結局後半は胃が何も受け付けずになっていることを考えると、食料計画は大幅に見直す必要がある。

④食料計画
 甘いもの/しょっぱいもの、のコンセプトでドライフルーツとぬれおかきを選んだが、どちらもレース後半にはほとんど食べられなくなった。ドライフルーツなど、1/5も消費できなかった。いずれも味が濃すぎる。血糖値の維持は飴とかキャラメルのようなマイルドなものに頼るのがよいのかもしれない。
 最大の失敗は蜂蜜レモンを純粋なレモン果汁で薄めたことだった。率にしたら多分10%以下だったと思うが、意外なことに酸味が強くて、のどを刺激してそのままはき出してしまったくらいだ。結局今回はそれが胃の負担に拍車をかけた。例によって胃がもたれたが、最後の6km地点付近で、胃の中身を全部吐いてしまった。多分大岳以降のものはほとんど消化されていなかったようだ。今年は他のトップ選手でもジェルが受け付けず、吐いたという選手がいた。疲労と高濃度の食品は相性が悪いようだ。
 他の選手から聞いた、これは試すべしというのが、「おこわ」。僕も味の薄めのもちっとした総菜パンは両方とも重宝した。意外と自分で餅を小さくきって焼いて持ってくるのがよかったりして。
 これも試してみたいのは、コンデンスミルクのチューブ入り。これは高濃度だが、なんとなく牛乳ならいけそうな気がする。先週のアドレースでも、胃が痛んで、飲み物飲むのも億劫な時、自販機で買ったミルクティーは飲めた。このあたり、要検討。

④ザックとハイドロとの相性
 グレゴリーのルーファスに2Lのハイドロは大きくて納めにくい。1.5Lのハイドロにして、ボトルを持つというのも選択肢の一つか。特に御岳の先の自然給水で、出すと大仕事なので、入れたまま給水してザックをびしょびしょにしてしまった。もっと低温条件だったら、パフォーマンスにも影響したかもしれない。暑い気候だと、僕はここでの若干の給水が必要なので、そのために、350mlボトルを持つのも手。

⑤ヘッドライトとハンドライト
 CR123のあまりの高さにブラックダイアモンドのスポットを買った。家で闇夜を照らした感じでは違いがなかったが、実際にルートを走る時の明るさは大きく違う。なので、登りのちょっとした悪路だとハンドライトを使わざるをえなかった。それでも通常時はいいのだが、両手を使う難所では、ヘッドライトだけでなんとかしたいところ。やっぱりレースの時はプリンストンテックか。

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