賢い身体
4月に一緒に富士登山に行った縁で、パーソナルトレーナーの方と一緒にフィジカルトレーニングをした。自分でも弱いのは筋力と分かっていた。最近ほんとに遅まきながら、腰と体幹を中心にトレーニングを継続的にするようになった。その効果はランニングフォームや疲労軽減に出ているのは実感していたが、専門家にきちんと見てもらいたくて、この日のトレーニングとなった。
トレーニング内容に特別なものはなかった。それは最初に相談した時の彼の話のとおりだった。しかし、腹圧を高めるとか、個々の動作でどこに注意するといった点は、実際に自分の動きを見ながらチェックしてもらわないと分からないことばかりだった。彼のアドバイス通りにトレーニングすると、ちょっとした動作でも効いているのが分かる。里山後の身体にはやや辛いが、不思議なことにトレーニング終了後は、身体がすっきりして、疲労感が残らなかった。気のせいか、頭もすっきり。
僕は、地図読みという情報処理の点では、最大限の努力と工夫をし、賢くやってきたつもりだが、身体についてはまじめには取り組んでこなかった。それは地図を読み取る時に感じるちょっとした楽しさを、フィジカルトレーニングでは感じることができなかったためかもしれない。今日、わずかではあるが、「トレーニングって楽しいかも」と感じた。それはトレーニングに応答したささやかな身体の変化を感じることができたからだろう。身体が少しだけ賢くなった気がした。
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