トレランのインパクト報告書
刺激的なことの続くこの数日で、やや疲れ気味。月末にかけての報告書やら、レポートやらの提出で、仕事した感がある。
朝霧高原トレイルランニングレースのインパクトを、ゴミ、土壌硬度、植生という3つの視点からまとめたレポートを掲載しました。
http://homepage2.nifty.com/navi-and-map/jpn.html
こちらよりどうぞ
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刺激的なことの続くこの数日で、やや疲れ気味。月末にかけての報告書やら、レポートやらの提出で、仕事した感がある。
朝霧高原トレイルランニングレースのインパクトを、ゴミ、土壌硬度、植生という3つの視点からまとめたレポートを掲載しました。
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トレイルオリエンテーリングの世界選手権入賞報告会に出席した。一日目トップになったが二日目にふるわず4位になった田代君、2日目に順位を上げて見事3位のメダルをとった木村君、いずれの挨拶も迫力があった。 田代は、2006年のフィンランドで尚宏(山口)が6位入賞した時から、世界チャンピオンになると決めて、本格的に日本代表選手を目指した。日本はそ2005年から、ほとんどの年で誰かが入賞している。柔道の日本代表が、日本代表になったら世界選手権や五輪でメダルをねらえると思えるように、トレイルオリエンテーリングの日本代表も今やそのレベルにいる。田代もまたそう思い、大会へも「世界チャンピオンになるためにここに来たんだ」と思っていた。初日に首位にたった時にも、これは当然の結果だと冷静に受け止めていた。二日目に成績がふるわなかったのも、メンタル面で崩れたとかではなく、ただ実力が及ばなかっただけのようだ。 「オリエンテーリングで日本に初めて金メダルを持ち帰るのは自分だ!」田代はこの報告会の席上でそう宣言した。そしてその言葉がごく自然に出せることに、自分でも驚いているという。それだけの準備をし、また結果を伴わせたものだからこそ言える。
▲世界選手権4位の田代(左)と3位の木村(右)。
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秋のナヴィゲーションシーズン(?)も深まりつつあります
9/30、10/14の屋内講習は無事終了。なかには、「先日迷って一晩ビバークしました」という人もいて、真剣に聞いていただきました。
●10月31日/11月1日
国際山岳ガイド長岡さんとのコラボ講習。ハードトレッキング・セルフレスキュー+読図
基礎の屋内講習と実際に山歩きをしながらの実践講習
詳しくはこちらを、
http://www15.wind.ne.jp/~kenny/E090229.html
●11月7日:アラジン静岡店をベースに実技も交えた読図講習を行います。賤機(しずはた)山ハイキングコースを歩きながらの実践的地図読みを村越・宮内で講習。
くわしくは、
http://homepage2.nifty.com/MNOP/event/event.htm
●11月8日:エイ出版主催「フィール・アース」アウトドアイベント 本栖湖で、読図講習とミニロゲイニングが開催されます。11/7日には、間瀬さんと鈴木博子さんのトレランセミナーもあるようです。
http://www.ei-publishing.co.jp/feelearth2009/index.html
詳しくは上記から
●11月28/29日(オリエンテーリングin朝霧と朝霧ロゲイニング)
宿泊を伴うオリエンテーリングin朝霧は、定員が迫っています。
詳しくは
http://homepage.mac.com/camp_asagiri/
●有度山トレイル三昧(12/19はミニトレランレース、12/20は有度山ロゲイニング)
静岡市と清水市の間にある日本平の秋の里山を堪能する二日間。トレランレースにはOSJ年間チャンピオン、静岡の望月選手も参戦を表明しています。
近日中にスポーツエントリーから申し込み可能になります。
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愛知教育大学の非常勤でオリエンテーリングを教えてきた。受講生はたったの4名だったが、いずれも初等教育の教員養成に属する学生さんで、熱心に聞いてくれた。10月から教育実習の始まる彼らの中には、「学級活動によさそうなので、できればさっそく試してみたい」という感想を漏らす学生もいた。普段走っている彼らにとって、地図を見ながら走ることは新鮮でもあり、また普段のトレーニングとは違った時間の流れ方があったようだ。
そんな彼らの感想を聞くと、オリエンテーリングの普及について、ほのかではあるが、確固とした希望が見えてくる。
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初夏から、まずまずのトレーニングが出来た気がした。体幹を意識した筋トレで動きも変わったように思える。菅平はそれを試す絶好のチャンスとなった。2日目は、凡ミスで5分ロスしたが、それを除くと53分程度のタイムでエースの揃う7走でも3位相当。何より、二日連続でかなり強度の高い運動に対して脚のダメージがほとんど残っていないことに、自分でも驚く。トレーニングは裏切らないというが、まさにそれを実感した。
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ダウンヒルならやれるんじゃないか?そう思っていた。不安なのはむしろスピードの中で地図を読む技術の方だった。下りなら体力的にほとんど差が付く要素はない。オープンの多い菅平とはいえ、ちょっとしたミスが命取りになる可能性がある。
スタート前は、やや頭が疲れているが、ゆっくりアップをして、静かにスタートに向かうとそれも回復した。スタート付近より上の方から、中盤に向かう選手が走ってくる。ダウンヒルと聞いていたが、登りが100m以上もあるようだ。
霧も出てきた。楽しそう!
スタートは分かっていたので、目標とするタイムは分かっていた。藤沼の33分。中盤まではもたつきはあったものの、十分クリアできそうなタイムだった。ダボスの丘を回るのに、思ったより時間がかかる。諦める理由はない!そう思いながら走るのも久しぶりだった。
結果は藤沼には30秒ほど及ばなかったものの2位。明日のCC7でも、いろいろな意味で、戦いが待っている。
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ヤマケイの読図講座の三回目の取材に出かけた。この講座は、初心者であるヤマケイの編集部員の女性を生徒役にして読図を教えるというものだ。そもそもヤマケイ編集部に地図読み初心者がいるのかと思っていたが、生徒役の菊野さんは本当に初心者だった。それどころか、2度の取材&講習を終えても一向に上達する気配がなかった。僕にとっては、手取足取り教えても上達しない人がいるのだという大事なことに気づかせてくれた素晴らしい生徒だ。また、彼女が編集する関係上、記事の難しいところにはことごとくNGが出た。これも修行のつもりで乗り切る。 そして今回3回目。一応修了検定。今日のテーマは先読み。ルートの情報を先に読んでおくことで、ミスが減る。スタートで最初の区間を読んでもらうが、進歩が感じられない。 それでも、個々の地形はだいぶ読めるようになってきた。逆に読めすぎるので、プランでは細かいものに気を取られ過ぎてしまう。確実に分かる大きな特徴を捉えましょうね、と今日のレッスンポイントを伝える。 午前中の尾根を上がるのは、いわばウォームアップ。飯能市名栗の蕨山から下りる主尾根から分岐する大きな尾根上の廃道寸前の道を歩くのが今日のメインコース。正直、このコースは選択ミス。今の彼女の実力を遙かに超えている。記事にするのが大変だろう。案の定、彼女はこの分岐のずっと手前で、「あ、ここ分岐ですね」と言う。「さっき、分岐を捉えるために何を確認すれば良いっていいましたっけ?」「道の曲がりと三角点の後です」「そう、三角点の後ってことは、山頂から下るってことですよね。この先どうなってます?」「上がってます」いやはや。 分岐から先は、不安に違わない難関だった。分岐に立て看板こそあったものの、道はすぐになくなり、踏み跡だけになった。おまけに地形もはっきりしない。彼女には無理!そうは思ったものの、「ほら、不明瞭だけど尾根が伸びてますよね。コンパスで確認してくだりましょうね」とかいいながら、なんとか下らせる。 そんな彼女が豹変したのは、尾根を1/3ほどいった大きな鞍部を過ぎたあたりからだった。突然先読みが出来、自分の現在地を確実に把握できるようになったのだ。何よりも驚いたのは、チェックすべき地形(たとえばピークとか)に近づくと、彼女は何も言わないで、地図をポケットから出して、眺め、そのポイントに来た時には、そこがどこか、そして次に何をすべきかほとんど分かっているかのように振る舞ったことだ。ポイントの手前で地図が出せるってことは、その先の様子が地図から読み取れ、それを予期しながら進めているということだ。ずっと地図を見ているよりもっとすごい。だだっぴろいピークでも、「ここは方向がわかりにくいので、コンパスで確認」と自発的に口にし、その場でも正しい方向を選んで進んだ。別人が入れ替わったか、読図の精が乗り移ったかのような振舞だった。 学習者って、こんなにも劇的に変わるものなのだろうか?またしても彼女は素晴らしい経験を与えてくれた。
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朝霧高原トレランの最後は、センターが子どもの自然体験のために使っている沢登りコースだった。この部分は、国道139号を立体交差するために必要なのと、比較的平坦で走りやすい本コースで、これくらいの冒険があってもよいだろうという主旨で設定した。
この評価が割れていて興味深い。「楽しかった!」「普段できない体験」という人、「よけい」「全然走れない」「ないほうがよい」という人。
上位選手だと相馬さんはどちらかというと否定派、田中さん、望月さん、鈴木さん、田島さんは肯定派。ランナータイプの人は、あのスピード低下が耐えられないようだし、アドベンチャータイプの人は、あれが楽しいらしい。選手の個性が評価に表れていて興味深い。
相馬さんからは、大会のロケーション、施設についてのお褒めの言葉をいただいた。選手だけでなく応援する家族にとっても快適に、のんびり過ごせる場というのは、家族思いの相馬さんらしいコメントだが、確かに、今回は天候がよかったから、外でもどこでも快適に過ごせたが、ちょっとでも天候が悪かったり寒かったりしたら、あのセンターはとっても頼れるシェルターになっただろう。当日ものんびり、遊びながら過ごす応援の家族等の姿が見られた。
アウトドアテイストと快適さを兼ね備えたセンターは、選手にとっても応援者にとっても絶好のアリーナを提供した。
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昨日の朝霧高原トレランでは、想定よりも所要時間が長かったので、行方不明者の問題が解決したのは、もう5時近くになっていた。レース直後にやりたかった土壌硬度の測定ができなかったので、朝霧に1泊残って、今日、竜ヶ岳の登山道の土壌硬度の測定、ゴミ拾い、草地へのインパクト確認のための写真撮影をした。
昨日400人近い人が走ったのが嘘のような静かな登山道は、先週の水曜日と比べてもほとんど変化を感じられなかった。テープ撤収の役員がゴミを20cm四方のぽり袋に軽く入るくらい拾ったせいもあって(その半分以上は、事前の登山者のものと思われる)、見つけたごみは5つ。一つは明らかにトレランとは無関係な糸ようじ、一つは明らかに1日以上ふるい飴の袋、2つは明らかにトレランのもと思われるサプリの切れ端、もう一つは、たぶんトレラン関係だと思われる飴の袋だった。サプリの切れ端は、意識あるランナーでもポケットから落としたりしてしまうことがある。事前のなんらかの対応が必要に思えた。
先週調査した時には、夕方でしかも霧の中。今日初めて竜ヶ岳からの富士山をみて、昨日相馬さんがいっていた「このレース、人気レースになりますよ」という言葉が、改めて思い出された。8月上旬に歩いた南アルプスの主稜線もばっちり見えて、レース終了と山行のダブルの感傷に浸りながら、午後からの仕事のため、帰路についた
トラブルはいくつかあったが、スタート地点やゴール地点で聞こえる参加者の感嘆の声がご褒美になった。
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アウトドアで行われるスポーツが新しく生まれ、人気が出ると、必ずといっていいほどバッシングが起こる。トレランも例外ではない。環境へのインパクトや登山者のコンフリクトなど、論点は様々である。確かMTBがはやり始めた時も同じような議論があったような。
登山者とのコンフリクトは社会的な問題や感情論もあるので、なかなか難しいが、自然へのインパクトはどうなのだろう?山と渓谷誌だったかに、田中正人が「登山の方が重量は重いし、インパクトは大きいのでは?」みたいなことは書いていたように思う。三河高原のように、全く道のないような場所ならともかく、登山者に長年使われてきた固まった道なら、インパクトは無視できる程度ではないのだろうか?
そんな議論をするのにも、全くといっていいほど科学的証拠がない。トレランをする側はもちろん、反対する側だって、自然環境へのインパクトは証拠を持っていない。これでは、最終的には感情や好みが議論のベースになってしまから、まともな議論などできっこない。
今回の朝霧では、せっかく県からの助成も受け、自然環境に詳しい他の研究チームとも知り合いに慣れたので、アドバイスをもらい、インパクトの指標として土壌の硬度を測ることにした。土壌の硬度が大きくなれば、特定の植物しか生えなくなる。土壌の硬度は、写真のような用具で、比較的簡単に測れるようだ。それと実際に植生がどのくらい変わるのかを、写真のレベルだが比較検討することにした。
そのトレランまであと4日。
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