仕事ができる人はなぜオリエンテーリングをするのか?
昨年の春出されて2ヶ月で8刷りまでいった、「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」を文字ってみた。この本、明らかに幻冬舎の編集者が読者の注目を集めるために付けたと思われる。僕だったら、即刻却下だな。実際、著者の山本さんは、ライターが書いた内容があまりにはやりの自己啓発本っぽくてだめだしをし、結局自分でほとんど手直しをしたそうだ。もっとも、この本が「ビジネスマンのための筋トレ入門」だったら、こんなに売れはしなかっただろう。
僕は逆に、怪しげなタイトル(ごめんなさい、山本さん9に敬遠していたのだが、山本さんが実は4月の富士登山を一緒にした人だということと、元自衛隊で初級偵察教程を主席で卒業という経歴に興味を持って、手にしてみた。驚くことにすごくまともな本だった。その本の一節に、トレーニングが成功する人の共通点として、1)目的が明確、2)忍耐力がある、3)計画性が高く実行力がある、4)情報の選択力が高い、5)コミュニケーション能力が高い、6)仕組み化が上手い、を挙げている。これってもちろんビジネスを意識した成功要因なのだが、いずれも優れたオリエンティアにも必要な内容だ。
なるほどね。ナヴィゲーションがうまければ、世渡り(このフレーズ自体、生き方を空間のアナロジーで表現している)がうまい。「業界」を活性化させるには、これくらいの「大ボラ」が必要ということだな。
「読み書き、そろばん、ナヴィゲーション」、これくらいが上品だろう。
| 固定リンク
« 富嶽周回、コース概要掲載 | トップページ | »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント