新しい2年へ
JOAの総会と理事会が終わり、役員が改選された。オリエンテーリングの日本導入以来様々な形でこのスポーツの発展に関わり、最後の4年は会長を務められた長谷川氏が退任された。新しい会長になられたのは、山西哲郎さん。市民ランナーなら知らない人はいない、いわば教祖的な存在である。陸上の長距離の世界では活躍されてきたが、その流れの中にいながら、トレイルランニングという言葉すら形もなかった1980年代から、陸上界では異端とも言える自然の中でのランニングを提唱し、そしてその裾野をじわりじわりと広げたのが山西さんだ。20代のころ、彼の代表著書「走る世界」を熟読したころを懐かしく思いつつ、その彼と一緒に仕事ができることを光栄に感じる。競技スポーツとアウトドア活動の狭間で時に身動きがとれなくなってしまうオリエンテーリングに、必ずやなんらかのインパクトを与えてくれるに違いない。
間違いなくこの2年も厳しい道のりになることだろう。それは前に進もうとすればこそである。
アウトドア界の大御所から自然流ランニングの「教祖」へ。象徴的な会長交代になるのだろうか?
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