笑えない話
昨日は、大学の体育教員の飲み会だった。隣に座ったのは、非常勤をしてくれている中国人女性で、太極拳を教えている。本国ではチャンピオンにもなった達人だ。
日本の太極拳はどうでした?と聞くと「型がきちんとしています」という。「脚の角度が**度、手は何cmくらい出して、・・・」そんな細かいことを気にして入るんですよ、と笑っていた。
「太極拳というのは武術ですから、型ができていても、本質的なところができていないと意味がない。でも日本人はすごく細かいところにこだわる」ということだった。たとえ、動作を言葉や視範で習っても、その本質をそこから抽出するのはすごく難しい。最近日本でもレベルがあがってきたので、ようやく動きの本質が理解されてきたようになったのだという。
オリエンテーリングの技術、コンパスの使い方、コースの組み方。かつてはオリエンテーリングでも同じようなことはあったし、今でも全国津津うらうら、オリエンテーリングの本質が伝わっているとは言えない。人のことは笑えない。
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