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2009/04/28

息抜き

 指導教官をしていた学生の結婚式に呼ばれた。もっとも指導教官をしていたのは15年近くも前の話なので、付き合いはむしろ社会人になってから、所属するサッカー部のメンタルマネージメントを指導したり、社会人入学で大学院を受験する時にアドバイスしたりしたことの方が多い。
 大学入学当初は「不本意入学組」の一人だったと式の挨拶でも本人が語っていたが、卒業時には立派な卒論を残し、就職後も人事でままならない市役所にあっても生涯スポーツとしてのサッカー普及を目指し、つい最近も「元祖サッカーの街・サッカーを通しての街作りプラン」をまとめたばかりだ。
 僕の生活パターンを最もよく知る学生だけに、結婚式に呼ぶ時も「息抜きのつもりで来てください」と言われた。大学のサッカー部時代にもメンタルマネージメントを手伝っていたので、その顧問教官や同級生、また彼のゼミの同級生(つまりは僕のゼミ生だ)とも話が弾んで、楽しいひとときが過ごせた。
 市役所サッカー部時代の監督が挨拶にやってきた。「先生、オリエンテーリングっていうのはどんな条件のところでできるのでしょうか?」と聞く。商業観光課で山間部の振興を担当しているのだ。「あ、それなら最近はトレイルランニングっていううってつけのスポーツがあります。オリエンテーリングの大規模版もいいですね」「じゃあ、また改めて連絡いたします。」ああ、ここでも仕事のネタを作ってしまった。

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2009/04/22

読図・ナヴィゲーション講習会等

以下のような講習会を企画しています。

●静岡:好日山荘

4/22、5/7,5/20 いずれも屋内19:00-20:00の初級講習(詳しくは好日山荘静岡呉服町店まで)

5/31(日)好日山荘読図・ナヴィゲーション講習(屋外実技含む)

 9:30-16:00程度(静岡大学裏山にて)

●エキスパート研修

(読図の指導をしてみたい。初級卒業でさらに深めたい方向け)

詳しくは

http://rika.cocolog-nifty.com/ajari/

●登山技術と読図・ナヴィゲーション(山岳ガイド長岡さんとのコラボ企画)

 10/31-11/1(群馬県にて)

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笑えない話

昨日は、大学の体育教員の飲み会だった。隣に座ったのは、非常勤をしてくれている中国人女性で、太極拳を教えている。本国ではチャンピオンにもなった達人だ。

 日本の太極拳はどうでした?と聞くと「型がきちんとしています」という。「脚の角度が**度、手は何cmくらい出して、・・・」そんな細かいことを気にして入るんですよ、と笑っていた。

「太極拳というのは武術ですから、型ができていても、本質的なところができていないと意味がない。でも日本人はすごく細かいところにこだわる」ということだった。たとえ、動作を言葉や視範で習っても、その本質をそこから抽出するのはすごく難しい。最近日本でもレベルがあがってきたので、ようやく動きの本質が理解されてきたようになったのだという。

 オリエンテーリングの技術、コンパスの使い方、コースの組み方。かつてはオリエンテーリングでも同じようなことはあったし、今でも全国津津うらうら、オリエンテーリングの本質が伝わっているとは言えない。人のことは笑えない。

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整置の難しさ

 読図指導の中で何が難しいって整置ほど難しいものはない。コンパスによる直進は操作が難しいし、日本では一般的に使うことがないので、整置だけにしよう。そう思って講習会をしているが、その整置が実は意外と難しいということを、講習会をやるたびに痛感する。
 4/14の大人の休日倶楽部でコンパス講習をしたが、すんなり理解できる人は1/3以下だった。典型的な誤りは、地図ではなく、コンパスのリングやプレートを一生懸命回してしまうものだ。この誤りはどの講習会でも一定数でる。またただしく磁針と磁北線を平行にできない、整置はできるが、現在地の上に載せてしまうので、現在地周囲の地図が読めないので、結局動かしてしまい、整置が崩れてしまう。
 講習は発見の連続でもある。

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2009/04/16

富士山頂

 2007年の12月に、国際山岳ガイドの長岡さんに黒斑山に連れて行ってもらった時には、「雪のある山を歩きました」くらいだったが、このシーズンは忙しくて、なかなかチャンスが巡って来なかった。来シーズンまでお預けかと思っていた時、4月11-12に富士登山のガイドをするという話を聞いた。こんな近くて、残雪期の山が経験できるなら、いくしかない。前回買ったが使わなかったアイゼンを使うチャンスもあるだろう。 今回の山行は長岡さんに、そのお客さん3名、そして僕。前日は開通したばかりのスバルラインの終点までいって、滑落停止訓練やアイゼンとピッケルの使い方を確認講習をして、夕方には佐藤小屋へ。さすがに春山、天候がよいと2時間ほどの訓練でも大量に汗をかく。まだ明るいうちからのビールがうまい。 翌朝は、5時に出発し、5時間かけて浅間神社の奥宮まで。残念ながら山頂まで脚を伸ばす時間はなかったが、山頂をバックに記念撮影。厳寒期とは比べものにならないが、これで少し父に近づけた気がした。今度はもっと厳しいシーズンにきてみたい。

Stop

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2009/04/06

アドベンチャーレース富士川大会

アドベンチャーレースは何度も出たが、初めて運営の手伝いをした。

ARJSの富士川大会、レース序盤で毛無山という標高差1000mくらいの山を含めたかなりしんどいエリアをトレッキングする。その安全確保でスイーパーを頼まれたのだ。元気いっぱいだと、最後尾のペースに合わないだろう。前日は朝霧までMTBででかけ、いい具合に疲れた。

 毛無山から尾根づたいに天子山塊を南下し、途中から、枝尾根に分岐して下る。最後尾は重鎮ココペリチームで、メンバーも早川ツインと安藤理恵ちゃんなので、別に心配はない。こちらもピクニック気分でついていく。

 下りの尾根に2つのCPがある。笹藪ありで、視界も限られる。下るほど分岐する尾根で正しい分岐を捉えることができるかがポイントになる。一般のチームがどの程度高度計等を使いこなし、また地図を読めているかの勉強になって興味深かった。

昔はよくオリエンティアにレース中考えていたことを報告してもらったが、1:25000を使うARで同じようなことを調べてみたらおもしろそうだ。

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▲南アルプス、北岳(一番右)も見える。

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▲毛無山山頂付近は一部、アイスバーンも

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▲下る途中。熊の爪あと。

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