ルスツ最後の夜
休養日を過ぎた後は速かった。あっという間に最終日のリレーを迎え、そして世界選手権は終了した。小さなトラブルはいくらもあったが、ラッキーとハードワークで乗り切った。とりわけ朝から夕方までモビルを動かし、コントロールをつけ、そして夜は地図を描き続けたトラック部隊のコース設置部隊の苦労は相当なものだっただろう。
受付の相棒、清水さんが抜けてからは、選手の対応と、技術部門のバックアップ仕事の両方がのしかかってきて、いくら時間があっても足りないくらいだったが、それも後半二日には次第におちついて来た。
最終日のリレーも終わってみればあっけなさが残った。
この大会でグランドスラムが達成できたかどうかの評価は微妙なところだ。選手を代表してノルウェーのオイビン・トンナがスピーチをして、「これまでの中でもベストのうちの一つだ」というコメントを残してくれたが、自分としてはピントこない。競技面でももうちょっと余裕のある運営ができれば、目立ったトラブルもなく終えることができただろう。総務の後方支援も破綻のリスクを踏まず済んだだろう。
それぞれがサービスキープでセットを取って、1:1で突然の雷雨。試合中断で決着着かずという気分だ。この先「グランドスラム」に挑戦するチャンスは与えられるのだろうか?そのチャンスは自分で見つけるべきものなのだろう。
▲コントロールの設置はフットでは考えられない面倒さだ。
▲2冠に輝いたアンドレイ・ラモフ選手
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