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2009/02/14

ヤマケイの3月号が送られてきた。なんか記事書いたかなと思ってめくってみると、炎のトレラン部に2p見開きで有度山トレイル三昧のことが掲載されていた。自分の記事が雑誌に掲載されるのは慣れているが、自分がやったイベントがこうやって報告されているのは嬉しい。

 ついでにぺージをめくってみると、コンパスとGPSの特集が出ていた。これがいかんのだ。ベースプレートコンパスの説明でカプセルの中にある目盛りに「偏差修正目盛り」とある。この名称はよい。問題はその解説だ。「地形図に表記された偏角を、コンパスの定規を使って描き込む際に便利な表記」とある。偏角を描き込む時には確かにコンパスは使えるが、これはカプセルの度数目盛りを使えばできること。カプセル内の偏差修正目盛りは、本当は磁北線を引かなくても磁針を北ではなく、この目盛りで偏角に相当する場所に合わせることで、偏角がキャンセルできるようになっている目盛りなのだ。

 この事実は実は多くのコンパス利用者が知らない。僕自身シルバで初めてこのタイプのモデルを見た時、「クリノメータじゃない」とウソついてしまった憶えがある。それ以来ずっと何だろうと思い続けて数年、香港でシルバコンパスを買った時についてきた英文の説明書をみて初めてわかったのだ。間違った説明でも、実際には使えないので実害はない。むしろこの方法にはあまり賛成できないので、敢えてたださない方がいいのかもしれない。

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