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2009/02/24

グランドスラムへの道

一流の光明がほのかに見えたこともあったが、自分自身がオリエンテーリングの選手としてせいぜい1.5流なのは、誰に言われなくても分かっていた。一方で、オリエンテーリングを四半世紀以上やってみて気づいたことは、自分にはオリエンテーリングをオーガナイズする才能があったということだった。

 思えば、中学生の時からオリエンテーリングの大会を運営し、小遣いを稼いでいた。87年の大島の調査。世界のどこでも地図調査ができる自信を手に入れた。92年のAPOC、気を張ることも過度に緊張することもなく初の国際舞台にデビューした。これはまあ親善試合みたいなものだったが、2000年のワールドカップの時には、調査から運営まで、コントローラの言葉は確かに新たな見通しを与えてくれはしたが、その要求に驚くようなものは何もなかった。世界のトップの厳しい要求にしっかりと応えた。

それから9年・・・・

 マイナースポーツの五輪とも言われるワールドゲームズ、そして昨年の「アウェー」での地域選手権。そしてもちろん世界の頂点世界選手権。そのいずれにおいても競技面で責任ある役割を与えられた。

 それもこれも、日本というオリエンテーリングがマイナーな国に生まれ、多くの仲間に恵まれたからこそでもある。そして4大大会の最後にスキー世界選手権。これは種目としても、立場としても、「苦手な芝のコート」みたいな大会だが、なんとか、決勝のコートに経つところまではこぎ着けた。

 成功させてこそのグランドスラム。悔いない戦いをしたい。

日本選手の活躍は以下のサイトで!

http://www.orienteering.or.jp/swoc2009/

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