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2008/12/25

惚れ直す

■惚れ直す
 ロゲイニングの写真撮影のため、有度山に出かけた。宮内に頼んだ何カ所かのポイントに不満はなかったが、その周囲のルートチョイスがクリティカルな割には、農道の接続関係に疑惑があり、それを確かめずにはいられなかったからだ。丘陵の農地が放置され、果樹園や茶畑は至る所で林に帰っている。当然あるはずの林道がなくなっているということは日常茶飯事だ。全日本リレー後初めてのランニングらしいランニングで、故障後の体調チェックも兼た。疑惑のあった場所の確認もできた。僕は前回反対側からアクセスしようとして宮内の確認に疑問を感じたのだが、同じ方向から道をたどって、彼女の主張と報告の意味がようやく理解できた。一部地図を修正。
 果樹園の中の林道を走っていると、眼下に清水港、富士山、伊豆半島が晴れ渡った空の下に広がる。深い谷底の農道を下っていく。ふと右を見ると、隣の谷に入る小径がある。のぞき込んでみると、隣の谷は、この谷底より遙かに深いところにある。あと数万年も立てば、おそらく河川争奪が起こるだろう。
 トレーニングでしょっちゅう走っていながら、自分でも知らなかった様々な風景に出会う。今のようにパークウェイが通る前の有度山を経験できなかったことが残念に思える。有度山ロゲイニングは、いわば「自慢の彼女」のお披露目である。

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