香港満喫
31日の午前中は足つぼマッサージとつぼマッサージを受けた。2年前にいったところはつぶれたのか店が移ったのかなくなっていたが、街を歩いているうちに、歩いてすぐのモンコックにマッサージ屋があるのを発見した。
全身が1時間で200香港ドル(2500円くらい)、足つぼが45分で88ドル。どうせ暇なので、両方うけた。全身のマッサージは小太りの愛想も全くなさそうなおじさんで少々がっかりしたが、腕は確かだった。マッサージというよりはかなりきつめの按摩という感じだが、ツボをほとんど外さなかった。積年の首から頭にかけてのコリもすっきりした。香港に来た甲斐があった。
マッサージが終わってほぼ正午。深夜便なので、時間はまだまだたっぷりある。昨日パトリックからランタオ島の1:25000地形図をもらっているので、それでランタオピークにいくことにした。空港までいって荷物を預けて、バスかタクシーで登山道の麓までいけばよい。タクシーは初乗り2kmで13ドル。登山道の入り口まで60ドルたらずだった。そこから山頂までは直線距離で2kmくらいしかないが、標高差は約900m。まあ静岡の竜爪山に登るようなものだな。13:30に登山道入り口を出て、伯公峠まで40分。さらに約40分で山頂に。途中、外国人3人とすれちがう。山頂は風が強く、霞んでいて、パンを1個食べて早々に出発。
▲途中で合ったアメリカ人。地図を見せてくれというので見せてやった。彼も走っている感じだった。
▲トレイルの随所にこんな道標がある。写真では見えないが、歩く日との下にグリッドリファレンス(まあ緯度経度みたいなもの)が書かれている。登山道の入り口には、「日没に注意しましょう」という看板が。これだけなら日本でもありそうだが、ちゃんと季節に応じた日没、日の出の時刻グラフが出ている。本当のリスク管理とはこういうことを言うのだな。
帰りは、最近大仏とケーブルカーができて有名になったニョンピン(昴坪)を通過した(山頂から20分)。ケーブルカーに沿ってハイキング道があるが、それは面白くないので、遠回りをして西におりて、海岸沿いにひなびた集落と思しきあたりを通るのも香港のトレイルランニングらしくていいだろうと思って、破線のハイキング道を選んだの運の尽き。山頂からの出だしがそもそも獣道のような踏み跡で怪しかったのだが、白いテープで誘導してあったので、よもや途中でなくなるだろうとは思わなかった。実際白い誘導テープは最後まで続いていたのだが、標高300mあたりから、ガレた沢に入ってしまった。生命の危険を感じるような場所はなかったが、ところどころ岩が滑(ナメ)状になっていて、往生した。かといって、周囲はジャングルのような藪で、沢を外れるのも難しい。こんなところでケガして動けなくなったら、しばらく誰も見つけてくれないだろう。道に迷って滝に出てしまった登山者の気持ちっていうのはこんなものだろうか。
ガレた沢と格闘50分。なんとか海岸から遠くない集落をめぐる徒歩道に出てきた。後は、4kmほど走って東涌(ツンチャン)に帰るだけ。ひなびた農村風景のすぐ向こうに最新の空港が見える不思議な眺めが見える。
▲農村の向こうには最新の空港が見える。この対照的な風景が香港らしい。
東涌からはバス、なければタクシーで空港までほどない。沢との格闘を入れて3:30分。実働3時間というところだろう。
東涌ニュータウンのセンターにあるバスターミナルにいくと、まずタクシー乗り場が目に入った。ターミナルを巡ってみると、ちゃんとターミナル行きのバスが出ている。通勤バスらしく、途中ケータリングや航空会社のビルをあちこち寄り道するが、たったの3.6ドルで、タクシーの1/10。
一日で、マッサージからトレイルランまで香港を満喫!
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