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2008/11/21

戦略研究富士山

 日頃アカデミックサイドの研究助成にはなじみがあるが、初めて産業サイドの研究助成に応募したのが、この戦略研究富士山だった。世界遺産登録も目論む静岡だけに、ありそうなテーマではあるが、産業の育成や観光・ツーリズムの発展に寄与する研究を広く一般から募ろうという枠組みにも興味を覚え、応募した。当初の予定である3課題を大きく越える8課題が採択された。
 私たちが出したテーマは、前にも書いた「富士山麓のアウトドアリソースの把握と地図化、そしてそれを利用したプログラムの提案」。今日は採択された8テーマの代表者を集めた会合であったが、驚いたことにアウトドア系のリソース把握とその利用に関するテーマが3課題もあった。最後に研究顧問の方が一言述べた「富士山には遠景はあるが近景、中景がない」という言葉も、自分の問題意識と意外なほどシンクロしていた。もちろん、それぞれに色合いは違うが、自分と同じように富士山麓の自然を多様に利用する必要性を感じている人たちが多いということだ。これは、富士山麓の観光客のほとんどが静岡県の富士山西麓を素通りするか、山頂を目指すことと裏腹の関係なのだろう。そんなパワーと資源把握へのエネルギーが結集すれば、名実兼ね備えたアウトドア・パラダイス富士山を生み出すことも、夢ではない気がする。

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