ハセツネの朝
脇を話しながら通り過ぎる人の声で目を覚ました。時計を見るとまだ眠ってから3時間しかたっていなかった。体育館の混雑を避け、校庭の木の下でシュラフカバーとツェルトにくるまってねていたのだ。次第に夜が明けて、昨日自分が走った奥多摩の山々の前衛が秋の空気の中に澄んで見える。疲れた体とシャープな頭の中で余韻に浸る。ハセツネの中でももっとも好きな瞬間の一つである。
目標は達成した。しかし、ここまでは体調管理とトレーニングがふつうにできていれば達成できるレベルだ。さらに目標を上げるには、月夜見以降での速度低下を押さえる必要がある。それができれば、優に10時間は切れるだろう。71kmを24時間以内。誰でも可能性を感じることができると同時に、一気には走りきれない距離。さらには夜間走行、その絶妙なバランスにハセツネの魅力があるのだろう。50歳代での入賞を目指して、もう一歩進んでみるかな。ひょっとするとそれは新たな「寄り道」への扉になるかもしれない。
▲応援感謝。すみちゃんとまどかさんのポンポン隊がMTBで月夜見まで来てくれた。
▲今年の優勝タイム7:30もすごいが、こちらの青木氏は、16回連続出場・完走。出場だけでもすごいと思うが完走もすごい。20回向けて、永久エントリー権をスタート前に送られていた。こんな参加者が多いのもハセツネらしいところだ。
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