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2008/10/17

富士山アウトドアリソースの集約

 資金難と忙しさでとん挫していた富士山アウトドアマップ構想を復活させられそうだ。9月に募集のあった県の戦略研究「富士山」に「富士山麓のアウトドアリソースの集約と活動プログラムメニュー」を出したところ、それが通ったのだ。研究計画申請書だけでなくヒアリングまであるかなり本格的な審査で、つっこんだ質問も受けたが、10年前に作成したガイドブック、そして数年前に進めていた情報収集の経験が生きた。
 今回のプレゼンでは、トレイルランニングやアドベンチャーレースなど、空間的には施設に枠内にとどまらない、内容的にはキャンプとは対照的なアクティブでアスレティックなアウトドア活動が増えていること、そのためのリソースを集約することで富士山の魅力がさらにクローズアップされることを強調した。評価されたとするならこの部分だったのだろう。山梨県側に比べて「自然の影が薄い」ことを強調したのもよかったのかもしれない。
 作られた観光資源でない生の自然を使う活動の重要性が認められたこと、そのためのいわばソフトなインフラとしての地図の価値が認められたのも嬉しい。

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