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2008/10/01

気分は横山峰弘

 山岳耐久に向けて、初めてアドベンチャーレースに出た時田口さんからもらったノースフェイスのザックを切り刻み始めた。昨年の山岳耐久の時、すでに余分な網や内部のしきりをとって300gほど軽くした。さて、どこが軽量化できるだろう。
まず背負ってみて、利いていないショルダーストラップのパッド部分を切り取った。見かけはインパクトがあるが、素材が軽いため13gしか軽くならなかった。ザックの中をみる。ハイドロと背当ての間に2枚もの布が使われている。1枚切り取る。この布が以外と重く、17gの軽量化になった。布を切り開いてわかったのだが、背当てには2mm厚のウレタンが使われていた。外側にさらにパッドがついている部分はいらないので、がっつり切り取った。ストラップ類の切れるところはすべて切った。ストラップの先端についているプラスティックの留め具の中央の棒状の部分は、はずした時の破損防止の役しか果たしていないので、これもニッパーで切り取った。4個で2g。2gでもいらないものはいらない。そんなこんなで、約90gくらいの軽量化になった。普段の利用に便利な一番小さいポケットは最後まで迷ったが、「レースと普段利用は別でしょ」というヤギ君の言葉に納得して切り取ることにした。これが意外に重く、50g近い。あとは、ウェストストラップにポケットを付ける作業と背中にペットボトル入れをつける作業が残っているが、これらをあわせても、もともと1kg以上あったザックは500gを切るまでになった。ちなみにペットボトルは34g。それに対してプラティパスは24gだった。相馬さんは「1gでも軽い方がいい」という。ペットでなくプラティバスが入るようにしようかしら。ちなみにショルダーストラップのパッドはどうも怪しい。重量の多くはストラップの両端の縫製の部分で体に伝わっているように思える。実際の重さで確かめ、パッドが利いていないことがわかったら、さらに切り取ってしまおう。
 これで、グレゴリーのルーファス(453g)に遜色ない重さになった。買ったものをそのまま使うのは便利だが、こうして改良すると、いろいろな発見がある。予想外に軽くてほとんど軽量化につながらないパーツもあれば、たかが布きれが17gもあったりする。必要なものは削れないから、ザックを構成する様々な部品のなにが重要でなにが重要でないかもいちいち考えることができる。なにより、工夫しながら少しづつザックが軽くなっていくのが楽しく、レースへの気分を高めてくれる。ひょっとすると、その高揚感はマイナス50gくらいの価値があるかもしれない。

Ts310498

ハイドロ入れと背当ての間のパッドをざっくり

Ts310500

ストラップと背当て外側のパッドもいらないところは削る

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