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2008/07/15

チェコ便り(4)15日午後

 理事会のおおかたの議題は終わり、15日の午前中は委員会委員長との合同ミーティングが行なわれた。理事会そのものよりも、要求される集中度が低いので、無線LANにつないで予選の結果を見ている理事たちもいる。もちろん、僕もその一人だった。
 何が足りないのだろう? ロングの予選の結果を見ると、男子では予選通過タイムはトップの概ね10-15%。それに対して日本選手のタイムは、20,25,40%増しである。一方女子は概ね15-20%で、日本選手のタイムは20,42,50%増しである。女子の走力の現状はよく分からないが、今回の男子選手のスピードは、たとえば5000mなら、確実にトップ集団に対して10%程度には収まっているだろう。仮に彼らと同じナヴィゲーションスキルを持っていたら、十分に予選を通過できるスピードだと思う。もちろんナヴィゲーションスキルといっても様々な要素がある。今回のテレインでどのようなスキルが必要とされるという見通しがあったのか。実際それがレースではどうだったのか。今はまだそれを検討する時期ではないかもしれないが、選手諸君にはそういう具体的な分析をし、またそれを次世代につなげる努力を是非期待したい。 
 残念ながら、ロングでは予選通過者はゼロであった。残ったミドル、リレーで、どんな点を修正してレースに臨めばいいのか?残された時間でできることは限られているかもしれないが、それをしてこその世界選手権である。

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