遠い友人
韓国で開かれるアジア選手権の件で、香港の会長のCKりーと連絡を取り合っていたら、「2日前の会議で、香港はIOFのpins of honour(まあ功労賞のようなもの)にshinを推薦することにした」というメッセージがあった。もともと僕がIOFの理事に立候補したのも、香港の当時の会長から、「ぜひでるべきだ」といわれたからだ。
この8年、IOFの理事として大きな働きはできなかったかもしれないが、アジアでのオリエンテーリングの普及・発展には少なからず貢献できたという実感はある。しかしそれ以上にうれしかったのは、それを日々接することのない香港の友人たちが評価してくれていたことだ。 国内組織の運営では、ともすれば批判や要望の中で気力を失いかけることもある。彼らはことあるごとに、 僕にポジティブなフィードバックを与えてくれた。
もっとも香港のオリエンティアたちとは、ジュニアのキャンプで行き来したり、大会のコントロールを手伝ったりする仲だった。一昨年行われたアジア環太平洋選手権では、僕が10年くらい前にジュニアキャンプで指導した若手たちが、運営の中核を担っていたから、そのこと自体非常にうれしく思えたし、彼らとはファーストネームで呼び合える中で、一緒に仕事をすることも非常に楽しかった。
遠くの親戚よりも近くの友人よりも遠い友人。それも僕らしい人生なのかもしれない。
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