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2008/05/09

シェルパ斉藤さん

 大学4年生から院生にかけて、都市計画の事務所でアルバイトをしていた。その事務所に、大学を出て日の浅い女性建築士がいた。一緒のプロジェクトに関わったりもした。その人が、ある時僕もメンバーだった都市デザインの同人誌にカヌーから見た都市の風景の話を書いていた。姓も「斉藤」と変わっていた。
 斉藤なんてありふれた名前だから偶然ということも十分あるのだが、この時ふと、これってバックパッキングで有名なシェルパ斉藤さんの奥さんになったのじゃないだろうか?と、ふと思った。
 確かめることも術もないままに数年がたった。今年のモンベルのイベントで、そのシェルパ斉藤さんと会うチャンスがあった。自己紹介をすると、彼の方から「うちのかみさんと同じ事務所で働いていた村越さんじゃないですか?」と言ってきた。エイ出版のフリーペーパーでともに原稿を書いていて、それを見た奥さんが「この村越って人・・・」という話が出たのだそうだ。あまりの奇遇に一緒に記念撮影。

Ssaitou
 イベントの帰りは、15年以上も前の指導学生とデート。学生時代、「下宿にいくと琴が置いてある」と、同級生が教えてくれた。卒業式の袴は当然自分で着付け、卒業後の年賀状のやりとりでは、「最近三味線を始めました」とあった。僕の頭の中では完全に金沢女性のステレオタイプができてしまった。今は、市の文化財団関係の仕事をしているという。最近出来た美術館を見たあと、葛きりのおいしい甘味処という金沢らしいデートコースを設定してくれた。たった1時間だったが、金沢を満喫。

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