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2008/05/07

GWを終わって

 ゴールデンウィークの1週間は、韓国の講習に始まり、長良川アドベンチャーレースに出、最後の連休はモンベルのトライアンドキャリーのキッズ・オリエンテーリングと、飛び回った。費やしたものは大きいが、それ以上に得たものも大きい。
 韓国では、必ずしもうまく構築されていない運営組織につきあいながらも、世界のオリエンテーリングの中で自立を果たし、周囲の友人たちを助けるまでに育った日本を実感することができた。
 長良川のアドベンチャーレースでは、課題だったチームメイトとの役割分担がうまく行かなかった。レース内容も結果も全く満足できるものではなかった。原人プロデュースのコースは、期せずして自分たちの弱点をあぶり出してくれた。ファンタジスタの看板を下ろしたくもなった。もちろん、それを乗り越えなければならない。本当のファンタジスタは誰もがそういう経験を積んできたのだろう。自分が何をしなければならないかはおぼろげながら掴めた。つまらないこだわりを切り捨てて、少しでも前に進んでみたい。数日たってから、そんな思いに駆られた。
 モンベルのイベントでは、小学生や幼稚園を対象にしたオリエンテーリングを行なった。運営をする前から、「ゴールした後、『もう一回やりたい!』という子どもが絶対出てくる」と確信していたけれど、それを現実に目の前に見ると、このイベントのために費やした時間やエネルギーなど些細なことに感じられる。あるいは最初渋っていた子が、最後には親も追いつけないようなスピードで嬉しそうに走って帰ってくる。彼らの中の100分の1でも、何かの機会にオリエンテーリングに熱中することがあれば十分だという気になってしまう。

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