センター入試
丸二日間、朝から夕方までびっしり試験監督をしなければいけないセンター入試は、前から大学教員の間で評判が悪かったが、リスニング試験導入後、ますます評判が悪い。2000円以上もするICプレーヤーを一度だけ使うために配布し、全国一律の静穏な条件で実施するなんて、狂気の沙汰だ。もっとも韓国みたいに国を挙げてやって、その時間帯は飛行機の離着陸も中断する!なんていうなら別だけど。うちの大学でも、裏にあるガーデンウェディングで、夕方花火を上げるのを自粛してもらったりしている。
受験生も受験生で、「途中で音声が(問の間で)とぎれることがあるが故障ではない」と言われているにもかかわらず、3回連続して音声がとぎれたところで手を挙げて、再開テスト(同じところからやりなおす)を繰り返した学生もいる。もっともこれは試験官の対応にも問題があったと思われる。
小さなトラブルがあって、それに対するケアが必要なのは、オリエンテーリングのイベントと似ている。同じノリで、スキンヘッドで臨んで、最初の入試委員長の挨拶で「緊張で髪の毛が全部抜けてしまいました」といったら、大受けした。
試験室から回収した答案を持って誰が一番最初に帰ってくるかも、最後には「レース状態」になって、緊張感の中にも最後は和気藹々と運営を終えた。これもなんだか世界選手権の時みたいだったな。直前憂鬱だったわりには、ほんのり楽しい二日間だった。
| 固定リンク
« チームバチスタの栄光 | トップページ | 無力感 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント