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2007/12/30

トレーニング・メイト

仕事に行かないと暇だ。目下春に出版予定の読図入門の執筆も佳境に入ったが、それでもパソコン相手の仕事だけに身体を動かしたくなる。あじゃりのA嬢を誘って、日本平へ。ナイトランじゃないが、まあいいだろう。彼女も帰省は31日という。まあ暇だろう。

 この日は、朝から胸の違和感があったが、彼女のアパートに着く頃にはジョグさえ億劫なくらいになっていた。それでも二人で走り始めて、日本平へ。山頂からはあいにく眺めは得られなかったが、2時間ほどゆっくりとしたジョグを楽しんだ。普段は一人で練習することが多いので、二人でランニングをする楽しさはひとしおである。

 来年は彼女の復調を祈って、一緒にトレーニングする時間を増やそうかな。

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2007/12/28

ジム・デート

あじゃりのA嬢とトレーニングジムでデートした。11月の有度山ロゲインに出たあと、体調を崩しており、ほぼひと月動けていなかったらしい。クライミングマシンとランニングマシンをそれぞれ20分づつと筋トレを少々。僕はこの3ヶ月でだいぶスピードトレーニングにも慣れてきたので、アップをつけて15km/hまで挙げてたら、彼女も挑発するように15km/hまで挙げてきた。ひと月も運動してないんだから、そんなに急にやっちゃだめだが、それが押さえられない性分なのは学生時代と変わらない。

 その後ハセツメのDVDを見せたら、「楽しそう!」。じゃあ、今度は日本平ナイトトレイルランデートだな。来年は復活できるといいね。

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2007/12/25

読図山行奥武蔵編

22日は友人の奥さんKさんとOL登山委員会の仲間である4名の人たちと読図山行を奥武蔵で行った。みんな山の経験は5-10年というベテランそろいだが、「地図はザックの中」で、十分に読んだこともなかったという。

 山の経験が長いだけに基礎的な読図はできていて、「***が見えている」という発言はよくなされたが、要所で何に注目するかが、甘いようだ。女性に限らず、久しぶりに仲間と山行すると、どうしてもおしゃべりに夢中になる。そんな時でも読図のポイントを押さえておけば、重大な道迷いは防げるはずだ。

 コースも終わりころになると、小さな特徴にも目が向くようになった。「頭が疲れた!」という感想がほほえましい。

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現在の道に対して傾斜がどちら向きか(この場合カメラから見て右が高い)に注目するように話しているところ。こんな傾斜の感覚に注目するだけでも、地図のルートとは違うところを歩いていることが分かる。傾斜の感覚なら、話をしながらでも注目することは容易だろう。

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2007/12/20

ワンゲル部と読図講習

読図ワークブックのテキストとしての価値を確認し、またそれを使ってどんな読図講習ができるかを検討するため、山岳部とワンゲルにビラを配ったら、ワンゲル部の3人が講習を受けたいと希望してきた。11月末に屋外でテストをしてみると、さすがワンゲルだけあって、大きな尾根・谷は分かっているが、細部の詰めが甘い。

 その後読図ワークブックをテキストにして屋内講習を行なって、問題だと思われる部分のトレーニングを積んでいる。今日はその3回目。ある程度現在地把握が可能な彼らでも、尾根・谷を間違えて判断したり、谷から谷へのラインが尾根を横切っているのに気づかなかったりすることもある。熱心に、そして楽しそうに受講してくれる彼らを見ていると、こちらもやりがいがある。彼らが読図講習のアシスタントを務められるくらいなれば、それは僕にとっても彼らにとっても、またその受講生にとっても有意義なことになるだろう。

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悩みながら尾根線を記入するワンゲル部の学生

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2007/12/17

初めての雪山登り

 17日は長岡さんの講習に出かけてきた。雪の量が心配されたが、前日から当日にかけて30cmくらいの積雪があり、雪山気分を味わえた。この積雪なら、ナヴィゲーションに関しては夏山感覚で十分対応できる。そういえば常磐インカレの地図調査でもこれくらいの雪の中で調査したなあ・・・
 この程度の雪でも、登山道については確かにわかりにくくなっている。当然大きな地形を見たり、尾根の方向を確認するなどのルート維持・ルートファインディングは夏山よりも必要だ。何より、地図やコンパスといったナヴィゲーション用具のしまい方・持ち方といったナヴィゲーション以前の問題に沢山の課題を発見した。
 前半は曇りだったが、ちょうど黒斑山に着いてしばらくしてから浅間も見えた。山はともかく、寒さに弱い僕は雪山にいく人の気持ちが分からなかったが、黒斑山から眼下の白い雪と黒っぽい針葉樹のコントラストはこれまで写真集かカレンダーの中でしか見たことのない世界だ。それが眼前にリアルに存在しているのを見て、ちょっとばかり冬山登山者の気持ちが分かった気がした。

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2007/12/14

授業終了

今日で冬休み前の授業が終わった。11月ごろから体調的にもよかったので、とばしすぎた反動が12月になって出た。うつはいやだが、精神的にハイパーなのも考えものだ。明日は長岡さんのガイドで黒斑山へ、初の雪山登山。寒いのは苦手だが、用具は揃えたので、体幹が寒くなることはないだろう。真冬の地図調査に比べたらまだましかも。

いずれにしても、新しいことへのチャレンジは楽しみなものだ。

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2007/12/10

のどもと過ぎれば・・・

 のどもと過ぎれば熱さを忘れるとはよく言ったものだ。心身の調子の悪い時は、「だらけていると思うくらいだらだらしてください」と言われたのに、秋になって調子がよくなると、ほぼ毎週末のようにでかける毎日となった。
 先週末(8日)は大学の公開セミナーで読図講習を行なった。この手の講座はふつう新聞広告等を打たないとなかなか人が集まらないのだそうだが、2ヶ月前に決定し、多分ウェッブとアウトドア店3店ほどにビラを置いてもらっただけで定員に近い27人が集まった。好日での講習がいっぱいになって流れてきた人も多かった。彼らは熱心で、講習時間のあともロビーで散々質問攻めにあって、プライベートの講習を開くという話にもなった。その日は午後はJOAで委員長会議。18:30に終えて、そのまま内房富浦へ。
 9日は、大房岬少年自然の家で、オリエンテーリングの講習と実技。参加者の半数は施設のスタッフだったが、逆にそういう人たちに現在のオリエンテーリングの姿を知ってもらえた。その傍らで、白黒のイラストマップみたいなもので6人ぐらいのグループにされてオリエンテーリングをしている小学生の団体があった。これでは面白くないし、オリエンテーリングが嫌になってしまうだろう。今回徹さんに作ってもらった地図を使って、適切な努力が結果に結びつくという体験をオリエンテーリングを通じてできるように働きかけていきたい。

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▲読図講習では、プロジェクタによる地図投影とそこへの書き込みで、学ぶべきスキルを可視化して、参加者に見せる。

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▲海をバックに走る大房岬でのオリエンテーリング風景

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2007/12/07

ピッケルとアイゼン

 小さいころ寝室に使っていた小さな部屋には、大きな棚に父が訓練で使ってたテントや寝袋、ピッケル、登山靴があった。あまりにも当たり前のように存在していいたので、そういう道具は一家に一つはあるものだと思っていた。そうではないということを悟ったのは、大学に職を得て、野外活動を教えるようになってからだ。
 冬山にいくことになって、家にあったピッケルのことが思い出された。あれから我が家は4回の引っ越しを経験しているから、もう処分されているかもしれない。そう思って電話すると、まだ残っていた。昔のものだから重いが、スイス製のいい品物だという。
 「冬山をやろうと思っているんだ」というと、父の方から「送ってやろうか」という。ピッケルとアイゼンを送ってもらうことにした。風邪をひいて元気のなかった父の声が、心なしか嬉しそうだった。

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2007/12/06

冬山登山

この歳になってもしもやけに悩まされる。体脂肪率が低い。興味は前から持っていたが、冬山をやるには、僕は最低の体質だ。父が南極観測隊員だから、寒さに強い体質というのは少なくとも優性遺伝はしないということがよく分かる。

 しかし、冬山事故の安全検討会の委員で、責任ある発言をするためには、最低限の実体験は必要だろう。冬山でのナヴィゲーションがどんなものになるのかも知っておきたいと前から思っていた。

 そんなことで、来週末、冬山の初級者講習に参加することにした。こういう時には頼もうと思っていた国際ガイドの資格も持つ長岡さんが、プライベートガイドもしてくれるというので彼のウェッブを調べたら、ちょうどいいレベルの講習があった。しもやけになることだけは避けがたいが、新しいことに挑戦するので、ちょっとワクワク。いきなりホワイトアウトナヴィゲーションを体験することはないだろうが、そいつもいつかはやってみなくちゃな。ブラックアウト(夜)、グリーンアウト(やぶ尾根)はもう経験したから。

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2007/12/04

安全と教育のジレンマ

 大日岳の遭難の和解を受けた安全検討会の第一回会合が立山で開かれた。この事故で亡くなった二人の冥福を祈る黙祷で始まり、ご遺族やマスコミ、その他事故関係者が見守る中での重い会議だった。
 国が研修としてやる以上、高いレベルの安全が求められ、実際それが国の敗訴という一審判決にもつながっている。その一方で、高い安全が本当に冬山のリーダー育成の場としてふさわしいのかという疑問も残る。危険があるからこそ学べるものもある。重大な事故やケガは避けなければならないが、それが全くない環境も教育の場として本当に有効なのだろうか。たとえば、この大日岳の山頂でゾンデ棒を立てたり、ケルンを積んで山稜を明確に示すという方法も採り得る。そうすれば、雪庇からの崩落はほぼ100%防げる。だが、いかしここで研修を受けたリーダーがいく山全てにそういう設備が有るわけではない。そんなとき何に注意したらいいのかを学ぶ機会は、ゾンデ棒やケルンは奪ってしまうことにもなりかねない。危険のレベルは違うが、一般の教育現場でも同じようなジレンマはある。最近トレイルやオリエンテーリングでの事故に身近に接しているが、それらは基本的には「自己責任」が要求される世界だ。だが、教育場面は違う。安全と教育のジレンマについてはまだまだ考えて行かなければならない。

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2007/12/02

下山にて

下山は21Aでさくっと優勝だったが、タイム差をみると結構きわどかった。3位の佐々木も1分ミスっていうしな。ミドルだから上りはあまり辛いほどではなかったが、微妙な部分のナヴィゲーションが、やはり大雑把なロゲイニング・アドレース仕様になっていた。

 最近静岡でオリエンテーリングにはまりはじめたH夫妻は、ポイントオリエンテーリング初登場。有度山ロゲイニングで一緒だった石田さん(奥さん)と楽しげに話していた。三河トレイルの常連でこれも静岡のFさん、先日の読図講習会時にロゲイニング誘ったら参加して、今回も来てた。こうしたすこしづつ普及の努力が実っていくのは嬉しい。

一応、善徳と阿闍梨W優勝(?)

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