エリートへの道のり長し
改めてエリート資格を見ると、なんと公認大会のE権はあるじゃん!おかしいな。この1年公認大会に出ていないのになんで資格があるんだろう。
しかも、その下半期の公認大会の21Aに出てもその年の全日本のE権にはつながっていないとは・・・。ととほほな状態であった。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
改めてエリート資格を見ると、なんと公認大会のE権はあるじゃん!おかしいな。この1年公認大会に出ていないのになんで資格があるんだろう。
しかも、その下半期の公認大会の21Aに出てもその年の全日本のE権にはつながっていないとは・・・。ととほほな状態であった。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
はじめて全日本のエリートを走ったのは高校3年の時だった。この時どうやってエリート権がとれたのか憶えていないが、それから一度も失ったことがないので、いったいどうやってエリート権がとれるのは正直知らない。WOC準備の期間もなぜかエリート権だけは持っていて、東に出たので、そのまま権利だけは継続した。
今回も、昨年度の全日本に出ていない。ひょっとしてエリート権ないのと思って調べるとやはりなかった。下山はEがある大会での初めてのM21A出場である。いったい何位になるとエリートになれるのだろう?昔は1位だけだったような気が・・・
ちょっとドキドキ
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
好日山荘静岡呉服町店とタイアップしての屋外講習会も二度目となった。今回も20名を越える参加を得て、リピーターもいる。
講習会をしていつもながら思うのは、等高線から尾根・谷をたどるという基礎的な読図スキルでさえ、実際の山の中で行うのは難しく、そのためしばしば自分のいる場所を同定できない事態が発生するということだ。
いた場所を地図で確認する、その後の動きを憶えておく(たとえば、道の右に入ったのか左に入ったのか)。動いた方向を確かめる、それを地図でフォローする、場所を絞って、周囲の様子を観察し、頭の中で地図化する、それに対応する場所を地図で探す。実際のナヴィゲーションの中で現在地把握するためには、これだけの手順を一つもぬかりなくやる必要があるのだったということを改めて思い知らされる。
そういえば、修士論文の学生が、小学校5年生の三角形の求積が定着していないが、とりわけ定着が悪い、「高さが外在し、底辺が回転している(水平ではない)」三角形ではとりわけ成績が悪いが、それを習得するためには5段階の認知的手続きが必要で、それを手順化して教えることで求積が定着するという実践研究をやっていた。
地図を読みこなすスキルというのも全く同じような状況にあるようだ。
谷の方向を確認するには身体の向きも重要。講習では、そんなことも指導していく。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
大日岳遭難事故後の文科省の安全検討会の委員になったので、この事故についての勉強をはじめた。事故は冬山の雪崩遭難であり、ナヴィゲーションとは無関係だと思っていたが、調べてみるとそうでもないらしい。
事故の概要は雪庇の崩落だが、その雪庇がそれまでの常識を越えた巨大なものであり、なおかつ、オーバーハングでない根元から崩落したというのだ。つまりこれまでのように「先端から10mくらい離れていれば大丈夫」なアバウトなナヴィゲーションではだめで、正確に山稜の周辺を移動しないと危険が避けられないようだ。その精度は、コンパスベアリングはおろか、通常のGPSでも出すのは難しい。
これまでGPSは特に条件のいい場合では精度は10ー30m程度であり、山登りには十分、と考え、また本にも記述してきたが、こういう究極の環境下では役に立たないということが認識できた。自分自身が、もしその状況でナヴィゲーションをしなければならないとしたら、いったい何ができるだろう?
「いつか僕自身が、アバランチ(雪崩)マスターになれればと思う」という(専門書を書くほどの専門家である)トレンパーの言葉が身にしみる。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
心配された雨もなく有度山ロゲイニングは終わった。
基本的には学生とOBが多かったが、朝霧のロゲイニングに出て、東京から来てくれたペア、読図講習会に出て参加したペアなど、多彩な参加者が集まった。ロゲイニングのプリンス柳下も作戦面ではかなり苦慮した様子。山頂のポイントを捨てるあたりさすが。
成績など詳しい情報は、近日中にhttp://homepage2.nifty.com/MNOP/に掲載します。
▲ロゲイニングのプリンス柳下も登場
▲男子組!安斎ペア。学生たちのペアをしのいで、堂々1位だ。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
今年6月に発行されて3ヶ月のうちに10刷りまでいった「世界一やさしい問題解決の授業」(渡辺健介)という本を読んだ。世界最高峰のコンサルティング会社マッキンゼーで教えている問題解決の方法を中学生にも分かるように解説した本だ。
その中で、キノコちゃんが作った中学生バンドが体育館でコンサートをやったが3回やっても観客15名「どうして、もっと観客が集まらないの!今度は体育館を満杯にして!」とキノコちゃんが、仲間のナスビ君とハンペン君に命じる。ではそのために何をすればいいのかという例題が載っている。体育館のコンサートに来ない人は3つに分類できる。①コンサートを知らない人、②コンサートは知っているが来ない人、③コンサートに一度は来たがリピートしない人。それぞれの人がコンサートに来ない原因は何で、それを取り除くにはどうしたらいいか?
これって、そのままオリエンテーリングの普及を考える上で使えるじゃない!
本当は社会調査が必要なのだろうが、大雑把に考えて、①は意外と少ないのではないか(昔よりも増えているが)、②が多そう。③も無視できない。③についてはちょうど先月の指導員講習会でブレーンストーミングしたばかりだった。②についても、先月の朝霧ロゲインの際、「やってみて面白さが分かるみたいですね」という指摘を受けた。マスメディアに流れにくい、また目にする機会の少ないオリエンテーリングはなかなか②へのアプローチは手強そうだが、②が多いとすれば、問題は随分シンプルになる。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
10-11日の週末はチーム阿闍梨で、修善寺のサイクルスポーツセンターで行なわれた24時間耐久MTBレースに参加した。これまでアドベンチャーレースの一貫としてMTBのレースに出たことはあるが、純粋なMTBのレースは阿闍梨としても初の体験で、どこまで通用するのか、全く未知数だった。自分自身としても、これだけ身体にも精神にも負荷のかかるイベントに対して、最後まで持つのかという一抹の不安はあった。しかし、準備のプロセスも、レース中もずっと楽しかったのは収穫だった。
レースの方は、男女混合は2チームながら、女性の早い「スーパーけったマシン」(名古屋のチームらしい)との周回がなかなか開かず、また最後は総合5位をかけて森本さんたちの「やみなべ」と1分差のバトルを数時間つづけて、結果は混合優勝。総合で6位(?)。
一人が複数周すれば必ずタイムは落ちていくので、必ず一人1周としてどんどん交代を繰り返したこと、繰り返し時に各チーム1枚のゼッケンと計測チップを交換しなければならないが、小島君が作成したベルクロによるゼッケン着脱方式によって、選手とゼッケン・チップの交換を最短10秒程度ですませることが可能になったこと、この二つが勝因だろう。ローテーションといい、ゼッケンのしかけといいここまで工夫したチームは阿闍梨のみだった。特にピットインの早さは芸術的ですらあり、特に5秒くらいでうまくできた時には、F1のレースをしているような気分に浸れた。
▲芸術的なピットイン
混合優勝!
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
昨日は、3回連続の好日山荘での机上読図講習会の最後の日だった。過去2回は初級者が対象で、今回は中級者を対象とした講習を行なった。初回がNHKの番組で取り上げられたせいもあって、いずれの回もすぐに定員が埋まり、この日もキャンセル待ちの人がでる状況だった。
初級講習では地図記号や等高線の基礎から始めたが、中級では実践的な地図読みである現在地把握やプランニングを中心に中身の濃い講習ができた。昨年の三河高原トレイルランニングレースに参加してくれた方も受講してくれた。いずれの受講生も基礎はあるので、飲み込みも悪くない。コンパス整置による地図の見方、尾根谷を地図と風景から読み取って対応させる練習、それを通して現在地を把握する練習など、講師から見ても、得るものが多かったと感じられる講習だった。
キャンセル待ちの方もいるので、「来年も月1回くらいのペースで継続できるといいですね」、というと「是非!」という答えだった。「静岡県の登山者の読図力が変わっちゃいますね。」静岡県民の地図読みが変わるなら、日本人の地図読みだって変わる。「日本人の地図読みを変える」という僕の目標は決して夢物語ではない。少なくとも為末が「日本人の足を速くする」よりも遙かに実現性のある目標だろう。
| 固定リンク
| コメント (3)
| トラックバック (0)
10月はじめに受けた健康診断の結果が帰ってきた。一昨年から大学の法人化によって大きく変わった点といえば、この健診が義務になった点だ。雇用者の100%が健診を受けないと法人が困るらしい。ということで、15年間一度も受けてこなかった健診をここ数年はちゃんと受けている。
不調感の割には異状はどこにもなかった。ショックだったのは心電図所見も異常なしになってしまったことだ。これまで健診や人間ドックでは必ずといっていいほど洞性徐脈が出ていたのだが、アスリートの心臓ではなくなってしまったようだ。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント