山耐終えて
ハコネの勢いで申し込んでしまった山耐だが、大した長距離を走っている訳でもないのにハコネを走り切れた自信は大きかった。ただ、今回は前の週にやや体調を崩し、十分に筋グリコーゲンを蓄えることができなかった。夏に減った体重は1kg減ったまま。耐久性にやや不安が残る。どこかが痛くなったら止めちゃえ。そう思ってレースに臨む。
予想とおり、第一関門の浅間峠ころから低血糖気味であった。メシバテで動けなくなるほどではなかったが、脚にも頭にも力が入らず、浅間峠から西原峠の間の気持ちよい尾根も、少しでも登りになると全く走れなかった。ここで40人以上の人に抜かれている。三頭山の登りは思っていたほどではなかったが、完全に脱落モード。こりゃ第二関門でリタイアだな。
ところがその後次第に元気になった。走れるようにもなった。不思議なものだ。第二関門でも、夏の合宿に来ていた笹原まどかちゃんの応援を受けて、止められなくなった。スポーツ飲料を補給できたのも大きい。パンを食べて、少しストレッチしたら、動けそうな気がしてきた。御前山は厳しいが、その後はほとんど登りもない。まあ第三関門までいってみよう。
御前山の登り下りは結構厳しかったが、余力はあった。オオタワから御嶽の関門まで8km。ここは試走していて大岳までやや登りがあるくらいで、あとはらくなことを知っていたが、そうでなければ、オオタワで棄権する誘惑には勝てなかっただろう。
御嶽の関門では、「あと11kmです。頑張って」と言われて、完走すべきか、完走することには意味がないかと悩んだが、結局いくことにした。御嶽の集落が終わったあたりで、最後のパンを食べていると、追い抜いていくランナーが、「もう少しだから、がんばりましょ!」と声をかけてくれた。日の出山での夜景にはしばし見とれて休憩。
あと5km地点には多摩OLの高橋さんが昨年同様いて、声を掛けてくれた。あと1kmのところで、伊藤なおが、「村越センセー、なおでーす。12時間代で走りたいんです!」といって特急列車のようなスピードで抜いていった。ここでこのスピードが出せるなら、もっと記録は伸びるはず。僕もつられてペースアップ。結局12時間54分。なおちゃんの30秒後くらいにゴールした。
筋肉痛も、心配した膝の痛みもほとんどなかった。途中甘い走りだったせいだろう。コンディションを整えれば、タイムは大幅に縮められそうだ。関門のラップをダウンロードし、今回の準備とレース内容のメモを取った。
なんだか、今から来年のレースが待ち遠しい。
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コメント
お会いできずに残念でしたが、まずは完走お疲れ様でした。来年はもっともっとタイムが伸びそうですね!次こそゴールで粘って起きています(すいません)。僕は結果には不本意だったので、一から出直してきます。
今後も大会運営やトレイルランの大会ではよろしくお願いしますね。
投稿: kyoda | 2007/10/28 22:38
レースは低強度モードだったので、身体へのダメージはなかったけれど、やはり疲労しつくしていたようで、風邪をひいてしまったよ。今週のロゲイニングパトロールでも、3時間でくたくた。精進するよ。
投稿: shin | 2007/10/29 09:41