朝霧ロゲイニング報告
以下のURLに写真入りでアップしました。美しい富士山の写真も!
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
28日は、朝霧野外活動センターで、朝霧ロゲイニングを開催した。同センターは県立施設だが、今年から指定管理者制度がしかれて、(社)日本キャンプ協会が管理の委託を受けている。同センターはこれまでも様々な行事を行なってきたが、オリエンテーリングをメインにした行事は初めてであった。土曜日にはミニオリエンテーリングとミニアドベンチャーレース、そして夜には読図講習会や田中正人さんによる「アドベンチャーレースの世界」のトーク。そして日曜日には5時間のロゲイニングと、ナヴィゲーションスポーツのフルコースを提供した。参加者も初回でPRが不十分であったにも関わらず120名を越えたし、評価もまずまずのようだ。
多くの野外活動施設では、メインの活動はキャンプだが、僕はこれまで、もっとアクティブなナヴィゲーションスポーツが取り入れられてもいいと思ってきた。たとえばアドベンチャーレースなどは、中学生あたりに必要な真の意味での協調性(人に合わせたり、なれ合いになるのではなく、互いの役割を認識しながら、なおかつチーム全体で最大限のパフォーマンスを目指す)を育てるプログラムとなる可能性があるだろう。そういうナヴィゲーションスポーツを、こうした施設でメインプログラムとして提供できた意義は大きい。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
今年も山岳耐久レースで事故が起こった。昨年の「事故」は心停止と聞いているが、スイーパーが運んでいたAEDによって助けられたという。心停止してからAEDが有効なのはせいぜい10分間程度であることを考えると、あれだけの人数が動いているレース中、AEDが有効に使われたことは奇跡としかいいようがない。
そして、今年小河内峠近くの巻道で滑落があり、40歳の男性が死亡した。このあたりは僕も通過する時、時々谷側を見て、死ぬような気はしなかったが、「落ちたら結構やばいよな」とは思った。もっとも大岳あたりの方がもっとやばそうだったが。
今年はTTRでも心不全による死亡があった。皮肉なことに昨年の山岳耐久でスイーパーを務めた高橋さんであった。大きな事故ではないが、5月のハコネでは、刈られた竹を脚に刺してリタイアしている競技者も見た。
一般の登山道とはいえ、山を体力の限界近くで走っているのだから、危険はある。問題は、このようなレースの危険性を具体的レベルで主催者と参加者が共有しているかという点である。たとえば、山道を走るということはロードでのレースに比べて心停止の可能性はどのくらい高いのだろうか?中高年が多いせいもあるが、登山は成人のスポーツ活動の中でも心臓系突然死の多いスポーツである。そんな基礎的情報も蓄積する必要がありそうだ。
近頃トレイルランバブルで参加者も急増している。その最高峰としての山岳耐久の人気もうなぎのぼりで、今回も申し込み期限のだいぶ前には定員の2000人に達してしまったという。こういう状態の中では、十分な体力や山を走るスキルのない参加者、このようなレースの危険性を十分認識していない参加者が参加してしまう可能性がある。
重篤な事故が多いという印象がある。主催者にも参加者にもなんらかの自己規律が求められているのではないだろうか。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
ハコネの勢いで申し込んでしまった山耐だが、大した長距離を走っている訳でもないのにハコネを走り切れた自信は大きかった。ただ、今回は前の週にやや体調を崩し、十分に筋グリコーゲンを蓄えることができなかった。夏に減った体重は1kg減ったまま。耐久性にやや不安が残る。どこかが痛くなったら止めちゃえ。そう思ってレースに臨む。
予想とおり、第一関門の浅間峠ころから低血糖気味であった。メシバテで動けなくなるほどではなかったが、脚にも頭にも力が入らず、浅間峠から西原峠の間の気持ちよい尾根も、少しでも登りになると全く走れなかった。ここで40人以上の人に抜かれている。三頭山の登りは思っていたほどではなかったが、完全に脱落モード。こりゃ第二関門でリタイアだな。
ところがその後次第に元気になった。走れるようにもなった。不思議なものだ。第二関門でも、夏の合宿に来ていた笹原まどかちゃんの応援を受けて、止められなくなった。スポーツ飲料を補給できたのも大きい。パンを食べて、少しストレッチしたら、動けそうな気がしてきた。御前山は厳しいが、その後はほとんど登りもない。まあ第三関門までいってみよう。
御前山の登り下りは結構厳しかったが、余力はあった。オオタワから御嶽の関門まで8km。ここは試走していて大岳までやや登りがあるくらいで、あとはらくなことを知っていたが、そうでなければ、オオタワで棄権する誘惑には勝てなかっただろう。
御嶽の関門では、「あと11kmです。頑張って」と言われて、完走すべきか、完走することには意味がないかと悩んだが、結局いくことにした。御嶽の集落が終わったあたりで、最後のパンを食べていると、追い抜いていくランナーが、「もう少しだから、がんばりましょ!」と声をかけてくれた。日の出山での夜景にはしばし見とれて休憩。
あと5km地点には多摩OLの高橋さんが昨年同様いて、声を掛けてくれた。あと1kmのところで、伊藤なおが、「村越センセー、なおでーす。12時間代で走りたいんです!」といって特急列車のようなスピードで抜いていった。ここでこのスピードが出せるなら、もっと記録は伸びるはず。僕もつられてペースアップ。結局12時間54分。なおちゃんの30秒後くらいにゴールした。
筋肉痛も、心配した膝の痛みもほとんどなかった。途中甘い走りだったせいだろう。コンディションを整えれば、タイムは大幅に縮められそうだ。関門のラップをダウンロードし、今回の準備とレース内容のメモを取った。
なんだか、今から来年のレースが待ち遠しい。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
昨日は薄暮の時間に日本平に赴いた。完全に暗くなってからより、薄暮の時の方が暗順応できていないせいか、同じ明るさのヘッドライトでも、やや見づらく感じる。3WLEDは車のライトのように明るいが、ナヴィゲーションをするわけでもないので、実際走ってみると、ワット数の少ない周囲のライトでも十分であった。むしろその方が光の拡散が大きく、10mほど先を照らしていても足下までほのかに明るいので、走りやすい。これなら、17時に点灯を開始したとしても、ゴールまでなんとか電池交換せずに持つだろう。こんなことも実際に闇夜の中を走ってみないと分からない。
ここ1年半の間にいくつかの長距離レースや世界選手権に出たが、ようやく準備のプロセスを楽しめるところまで心理的にも身体的にも復活してきた。今週末はいよいよ山耐である。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
水曜日も再び、夜の日本平のトレイルを走って帰った。今回は、平沢観音から直接隣の沢に降りず、その間にある尾根道を北に向けて下った。前半は緩やかな尾根上の農作業用だと思われるトレイル、後半は小さなピークの続くハイキング道のようなトレイルと変化に富んだトレイルを1時間も楽しめる。前回は初めてだったので不安感もあったが、二回目の今回は夜の自然の中に浸るゆとりがあった。久しぶりに走ることに集中し、そしてそれを楽しんだ時間だった。やみつきになりそうだ。
ふと、もう一度世界選手権に寄り道してみようか・・・なんて思いにも駆られた。もしそうだとしたら、今度はもっとプロセス自体を楽しんでみよう。そんなことを考えながら眠りについたら、久しぶりに世界選手権の夢を見た。過去に撮りためたビデオが山のようにある。整理する時間はないが、埋もれさせるのも惜しい。そう思っていると番場が、これ若い人たちの刺激になるから、私たちで編集しますよ、と言ってくれた。改めて、一部を見直してみると、確かに刺激的なシーンが沢山ある、でも俺が撮ったものがほとんどなので、残念なことに自分の写ったシーンがほとんどないんだよな、と思う夢だった。
フロイト大先生なら、この夢をどう解釈してくれるのだろう?
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
8月5日の大澤杯でスピード不足に気づいてから、本格的とは言い難いが、2ヶ月間スピードトレーニングをした。CC7ではまだ結果につながらなかったが、今回の全日本リレーはテレインの難しさにも助けられトップと5%比で走ることができた。ランニングのタイムが多分+10%くらいだということを考えれば、まずまずのオリエンテーリングができたと言えるだろう。地図からの読み取りも周囲への反応もまずまずだった。カッシーに前半ペースを作ってもらったのも大きい。
追い込むと出ていた胸部の鈍い痛みも出ず、久しぶりに楽しいと思えるレースだった。2ヶ月まじめに練習すれば、それなりの結果が出るもんだ。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
先日東京に行った時に、アートスポーツで、プリンストンのヘッドライト最上位機種を買ってきた。定価15000円なり。30日の三河トレイルでは、出店していたキャラバンからイノベイトの靴を買った。イノベイトは宮内に紹介されて以来気にいって、香港で購入して履いてみて満足。この日も迷わず2足を購入。一つはコンフォートソールという練習用トレイルランシューズ、もう一つはレーシングソール。コンフォートソールは、少し重いが、その名のとおり心地よいアッパー形状なので、山耐に使えそうだ。
これだけの装備がそろってくると使ってみたくなる。昨日は夕暮れ後、日本平山中を通って帰った。ヘッドライトの明るさには感激した。最高の明るさにしなくても、十分スピードが維持できる。闇の中でも全くストレスを感じずに走れるのだ。イノベイトも、今日おろしたばかりとは思えないフィット感だった。足が痛くなることも、マメができることもなく、家に帰り着いた。
日本平山頂から見た清水の夜景は、大岳山周辺からみる東京の夜景より、ずっときれいだった。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
第二回の三河トレイルランニング大会の運営が終わった。今年はゲストに横山峰弘、間瀬ちがやのお二人を招き、前日の講習会も講師を務めていただいた。間瀬さんは一見した印象はほわーんとした印象で、あれでどうして強いんだろうと普通思う。豊橋駅で迎えて作手にいくまでの車中、初対面の同乗者がトライアスロンをやると聞けば、クロールのコツを聞き出し、横山さんとは絶え間なくトレーニング法や身体のケアの話をし続けていた。あの人は言語化能力が高くないので、ほんわかした印象を受けるのだが、目標にストレートに向かう感覚というアスリートとして最大の武器を持っている。そういえば、2年前の安曇野アドベンチャーレースでは、「間瀬さんのチーム」(正式なチーム名があるのに、レース中ずっとそう呼ばれていた)は、4位になったが、表彰式には間瀬さんの姿はなかった。チームメイトが「間瀬さん、4位じゃ嫌だって帰っちゃいました」と言っていた。きっと負けず嫌いなのだろう。見かけからだまされてはいけない。(お子さんも含めた)ご家族のサポートがよく話題になる。山岳耐久でも、3箇所くらいで、ご家族の声援があるそうだ。ただし、遅いとご主人も、子どもも「怖い」ので、一生懸命走るとか。
講習会は、雨のため、2時間半室内講習となった。横山さんの用具の話、間瀬さんの筋トレ実演など、盛りだくさんで盛り上がっていたようだ。間瀬さん、かわいいキャミソールを着て実演に臨んだが、背中の筋肉に感動。
同時刻、こちらはランナーのためのナヴィゲーション講習会を行っていた。トレイルラン35人に、ナヴィゲーション7名。1:5と考えると、ナヴィゲーションに興味を持つ人の数は決して少なくないということだ。
▲横山さんと間瀬さんのトークショー。間瀬さんの背中が印象的なキャミソール姿
▲こちらはナヴィゲーション講習。粘土の模型を使い、尾根・谷を勉強
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント