主催者からの手紙、再び
「今はきっとまだ興奮しているけれど、間違いなく疲れているから、健康に気をつけ、十分休養とってね」とウクライナのWOCのイベントオフィスのチーフであるジュリアにメールをしたら、2日後に返事がきた。「そう確かに疲れているわ。昨日は、『誰かの登録を忘れた!』、『地図が必要な枚数ない!』そんな怖い夢を見て飛び起きたの。でも、残念なことに休んでいる時間はないわね。私のこの夏の休暇は全てWOCのために使ってしまった。先週の月曜日から仕事なの。」
欠点のない世界選手権ではなかった。それは彼らもよく承知している。でも、同時に彼らが精一杯やったことも私たちは分かっている。僕も夢にこそ見なかったが、「これで不成立だしたら、世界選手権史上初の不成立になるのかな」と何度も思った。その思いがあるからこそ、最後の最後まで、精一杯のチェックを続けることができた。
弱小国での世界選手権が印象深いものになるのも、そんなオーガナイザーの思いがあるからこそかもしれない。
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