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2007/09/28

ショップと共催の読図講習

26日は、静岡の好日山荘と共催して読図講習会を行った。初級編ということで10名の参加。タイミングよく、NHKの津放送局が山岳遭難の番組を作っていたので、取材に来た。ディレクターがMnopの活動に随分と入れ込んでくれた。山岳遭難を減らすにはどうしたらいいかというのは社会的にも重要なテーマだが、そのディレクターも、山岳会や山岳協会などを取材しても、現状に即した(未組織、中高年、初心者の多い)組織的な取り組みが見られないことに気づいているようだ。

 講習の方は「初級」と限定したので、思い切って易しくし、中心は記号理解と等高線の解釈にした。それでも、正確に回答できる人は少なかった。等高線にしても原理は簡単でも複雑な地図の中でそれを正確にトレースできる人は少ない。やっぱり読図も「素振り」を徹底てきにやることが重要なのだと痛感。

NHKの放送は来週10/5(金)総合「ナビゲーション」(タイトルもばっちりかも)19:30-19:55(ただし東海ローカル)

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2007/09/23

22日は、三保で静岡と愛知の合同練習会。加賀海岸の対策に、うちから1.5kmの三保の松原がテレインに選ばれた。近くの広場で仲間と草野球をしているような気楽さが楽しい。

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 翌23日は北大大会。「クマザサがすごいよ」と言われていたが、安曇野を戦った身からすれば、へでもない。地図もハッチとベタの区別が一部怪しいところも除けば、まずまずのででき。北大大会は、20数年ぶりの参加。地方の人数の少ない大学が30回も大会を継続していること自体賞賛に値する。コンパまで参加して、一時の学生気分を味わう。

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2007/09/18

クラブカップリレー

 駒ヶ根でのクラブカップリレー。一月前からこのレースに備えて、少しづつスピードトレーニングを始めた。これまで使っていた大学内での登坂インターバルのコース約800mのタイムは10%以上も落ちていた。ほぼ1年間スピードトレーニングをしていなかったのだから、当然といえば当然だろう。 練習がまだ結果につながらない中で行なわれたクラブカップ。7走を任されたものの、51分という平凡なタイムで終わり、紺野・松澤という二人の代表選手が相手とは言え、順位を一つ下げてしまった。彼らのタイムが46分。5分という大差も、スピードトレーニングのタイムを見れば、ほぼその通りの10%増しに相当する。 レース前、久しぶりにワクワクした。そしてレース後、ちょっぴりだが、久しぶりに「悔しい」と思った。

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2007/09/11

おいしい講習会

 小林可奈子さんが講師をする伊豆サイクルスポーツセンターのMTB愛好者スクールにいった。この日(9/9)は初心者対象ということになっていたが、基礎も知りたかったし、その上で知りたいことは直接可奈子さんに聞けばいいやと思って、1週間前に連絡をサイクルスポーツセンターに連絡したら、まだ申込者は少なくて大丈夫という。午前中はVO2(簡易測定)と筋力測定もしてくれて、昼食と入浴もついて3000円なんて、冒涜的とさえ言える安価である。
 当日は清水まで自走、修善寺駅からも自走した。ロードレーサーのレースが行われているようで、にぎわっているが、講習会らしき人はあまりいない。案の定、受講生は僕一人だった(正確には職員の方の娘さん11歳もいたが)。「可奈子さん独り占め!?」。
 可奈子さんは可奈子さんで、「11歳の女の子と47歳の初心者のおじさんかあ。基礎から丁寧にやらないとだめかな・・・」と思っていたそうだ。結局、A&Fカップの下見に来ていたA&Fの小林昌樹さんをはじめとした面々と合流して、ゲームをしたり、ダートの走り方をやったりと、レース対策のような練習になった。
 今後も9/30、10/6、11/17と続き、3月にもあるという。こんなおいしい講習はありえない。
 詳細はhttp://www.csc.or.jp/の「マウンテンバイク愛好会スクール」から

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▲A&Fの皆さんと

▼VO2max測定(簡易測定)

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2007/09/07

研究棟が建つ

読図ワークブックがいよいよ発行された。編著も含めて本を出すのはこれで10冊目?だが、何冊だしても、苦労した本が形になるのを見るのは嬉しいものだ。構想は楽しい。文章を書くのも暇つぶしにいい。だが、人様に見せる形に仕上げるのは、修行にも似ている。少なくとも通しで10回以上は読む。部分の推敲を含めたら数十回は読んでいるだろう。今回は、とりあえず入れておいたウォ地図からダウンロードした地図を元に問題を作成し、あとで市販の地形図に差し替えたら、記載されている情報が古くて問題を作り直し、なんている場面もあった。図版が多いと、編集者とのやりとりの中でもトラブルが起こりやすく、あの図版がないとか、解像度がおかしいとか、別の図版が入っていたりと、最後までやきもきもした。

 モニター募集にもあっという間に20人も集まったのだから、人気が出ること間違いなし(口の悪いアシスタントは「買いたい人は皆モニターになっちゃったんじゃないですか」というが)。DSばりに売れて、川島隆太みたいに研究棟が建つというのが、妄想なんだが・・・

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2007/09/04

主催者からの手紙、再び

「今はきっとまだ興奮しているけれど、間違いなく疲れているから、健康に気をつけ、十分休養とってね」とウクライナのWOCのイベントオフィスのチーフであるジュリアにメールをしたら、2日後に返事がきた。「そう確かに疲れているわ。昨日は、『誰かの登録を忘れた!』、『地図が必要な枚数ない!』そんな怖い夢を見て飛び起きたの。でも、残念なことに休んでいる時間はないわね。私のこの夏の休暇は全てWOCのために使ってしまった。先週の月曜日から仕事なの。」
 欠点のない世界選手権ではなかった。それは彼らもよく承知している。でも、同時に彼らが精一杯やったことも私たちは分かっている。僕も夢にこそ見なかったが、「これで不成立だしたら、世界選手権史上初の不成立になるのかな」と何度も思った。その思いがあるからこそ、最後の最後まで、精一杯のチェックを続けることができた。

 弱小国での世界選手権が印象深いものになるのも、そんなオーガナイザーの思いがあるからこそかもしれない。

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2007/09/03

主催者からのメール

ウクライナのWOC主催者から、思いがけずメールが届いた。申込者全員にあてたものと思われる。参加への感謝、いくつかのうまく行かなかったことへのお詫びと、感想・コメントがあれば送ってほしい旨の内容であった。

 確かに、トラブルは随所にあった。しかし技術的には何の問題もなく、大会は成功裏に終わったと言えるだろう。彼女はこうも書いている。「一月前、大会が終わったら、とっても幸せで、ほっとするんでしょうねと思っていた。でも、不思議なことに、締め切りと皆さんの期待に応えようと一生懸命やっていた日が懐かしく、(今の安楽が)物足りなくさえ感じる」

 2年前、WOCを終えた僕には、この気持ちがちっとも不思議なものではないことが理解できる。ただ一つ、「でも、間違いなく疲れているはずだから、十分休養してね」と返事を送った。

 

 

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2007/09/02

戸隠山

 例年講師を務めている愛知教育大学の戸隠でのオリエンテーリング実習のついでに前から登りたいと思っていた戸隠山に登った。鏡ケ池から見る戸隠連峰は、いったいどこに登山道があるのか分からないような岩壁の連なる山だったが、実際登ってみて、そのえぐさは剣岳以上だった。

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 鏡ケ池に車をとめて、戸隠神社の奥社までは、トレイルラン気分。その先はいっきに急登となる。尾根線上の大岩壁は岩壁の下を左に巻いて回避したが、核心部はご覧のとおり。その後も角度はきつくないが、鎖場が続く。トレイルランというよりは本格的な登山になってしまった。帰りは一不動から戸隠牧場へ。こちらは縦走、沢の中の下り、すそ野のトレイルと変化に富んで楽しかった。

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