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2007/07/30

初の阿闍梨合宿

 27日から29日まで、初めての阿闍梨合宿を朝霧で行なった。初日はナイト。頼みにしていた宮内がキャンプ場の仕事で設置ができず、薄暗くなるなか、時間と闘いながら設置をした。
 結局暗くなる前に設置を終えることができた。その後の練習はMさんの後について同じコースを回った、全く暗くなると、ついさっき歩いたルートが全く別次元の難しさを持って目の前に立ちはだかる。
 二日目は大室山方面にマウンテンバイクで出かける。帰路は東海自然歩道を走る。上級者たちと一緒に走ると、マウンテンバイクの奥深さが体感できる。後半はナヴィゲーション課題などもおりまぜ、正味5時間のライドを堪能。
 最終日は本栖でカヌー講習のあとミニレース。トップで1時間30分くらいのレースだが、疲れの出た3日目にはちょうどよかった。

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2007/07/20

安曇野スローライフ

 安曇野2daysの間中、現地在住のS夫妻にお世話になった。13日の晩は元々泊めてもらう予定だったが、レース後の14日も泊めてもらい、レースで疲れた身体を十分休めることができた。
 元オリエンティアであったことが縁で結ばれたので二人とも面識はあったが、特に奥さんのSさんは学生時代から世界選手権に出場するまで私がコーチを務めていた。久しぶりの再開は懐かしくもあった。夫君が学生時代に結婚した上、医学部へ転身して、一時は厳しい暮らし向きであったと思う。その彼女が、5人のそれぞれに個性的な子どもたちに囲まれ、北欧風のゆったりした家で幸せに暮らしている姿に触れられたことは、レースの優勝以上に嬉しいできごとだった。台風でレースが短縮されたせいもあり、そのスローな暮らしぶりをほんの少しだけお裾分けしてもらった。

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2007/07/16

安曇野2days 2007終了

究極のナヴィゲーション課題満載の安曇野2daysも終わった。台風直撃ではあったが、台風が比較的南よりの進路をとったので、長野の北のほうにある安曇野は暴風雨というにはほど遠い。予定より30分早いスタート、ステージ1,2をキャンセルしてスタートした。

 最初の課題は空中写真からCPの位置を地図に落とし、そこにMTBで向かうもの。ポイントが絞れれば10分以内で見つかる課題だが、80分近く考え、主催者からのヒントで分かったチームとか、別の山に登ってしまったチームもあったとか。

詳しい様子は、http://homepage2.nifty.com/navi-and-map/running2.htmをどうぞ。

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2007/07/06

究極のナヴィゲーション

 安曇野2daysが来週末と迫ってきた。GPSによる探索あり、方向と距離による作図でのCP位置把握あり、空中写真を使ったフォト・オリエンテーリング風探索あり、もちろん、移動は地形図を見ながらランとバイクを駆使して安曇野を縦横無尽に移動する。

 安曇野2daysアドベンチャーレースは、いつも本格的なナヴィゲーション課題が出ていたが、今年はアウトドアで必要なあらゆるナヴィゲーション技術が要求されるようだ。植生は必ずしもよくないので、やぶこぎ登山もまっている。小出しにされる情報を見ていると、わくわくして、どんどん興奮が高まってしまう。

 提供される究極のナヴィゲーションをしっかり楽しみたい。

http://blog.goo.ne.jp/azumino8117に安曇野の山々の美しい風景とともに、レースの情報が小出しにされている。

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2007/07/02

山開きとトレイルラン

 昨年は偶然訪れた村山浅間社の山開きだが、今年はもう一度見てみたくて出かけた。毎年7月1日に行なわれているので、しばらくは見るチャンスもないかもしれない。
 水垢離に始まり、登山道での祈祷、その後は、結界での厄払いと護摩炊きは例年とおりだったが、二度見ても飽きない。オリエンテーリングで普段から親しんでいる場所で、こんなエスニックなイベントが行なわれているなんて想像もできなかった。来年は平日だが、数年後にやってくる週末には是非多くのオリエンティアにも見てほしいものだ。
 護摩炊きの最初の部分だけ見て、村山口登山道をトレイルラン。本当は今年レースを開催しようとしたのだが、そこまでの時間とエネルギーがなかった。来年の開催に備えて、自分の足で村山口を走ってみたかった。村山口のテレイン内にある亀裂の一つが、日本最古の富士山登山道村山口登山道なのだ。荒れている箇所もあるが、それほど傾斜もきつくなく、トレイルランを満喫できる部分もある。標高1600mの富士山スカイライン登山区間まで出て、今回は良しとする。心配した左ふくらはぎは最後まで持ち、久しぶりに気持ちよいランニング。

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日本人の足を速くする

 このタイトルは、最近為末大が上梓した新書のタイトルである。
 為末大は、2001年と2005年の世界陸上で、日本人として初めてトラック種目でメダルをもたらしたアスリートである。それ以上に僕が彼に注目したのは、最近東京の小学校に一流の陸上選手を連れていき、児童と一緒に走ったりするイベントを開催した点にある。本書を読んでみて、彼は予想した以上にクレバーなアスリートであった。
 もともと100mの選手であった彼は、自分が早熟であり、いずれは同年代の選手たちに追い抜かれていくことを予感していた。世界ジュニア選手権では400mを走って4位に入賞したものの、自分がその後活躍できる可能性は低い。五輪に出られる確率が高い競技はなにか、それをジュニア世界選手権の最中に物色したのだという。そして見つけ出したのがハードルだった。選手たちのハードリングの技術レベルは高いとは思えず、つけいる余地がある。ハードルを練習したことがないのに、正しい直感が働いたところに彼のハードラーとしての非凡さとクレバーさがかいま見える。
 最近では500日間ハードルを跳ばず短距離のタイムを縮めることに専念するという自爆行為にも似た試みをしている。スピードは格段についたようだ。そのため、これまではハードル間の歩数を1歩増やしていた後半で、スピードが維持できるようになってしまい、踏切が合わないという副産物も生まれた。ならば、そのハードル間の歩数を一歩減らしてしまおう、そうすることによるタイム短縮は0.4秒にも及ぶという。彼の持ちタイムから0.4秒を引くと、北京でも金が見えてくるタイムなのだ。当然リスクはある。だがそのリスクなしには成功もありえない。
 彼の紹介する工夫と論理的なアプローチは、さらに上を目指す全てのアスリートの参考になるだろう。「自分が速くなる」ではなく「日本人の足を速くする」というタイトルもいい。
(為末大 2007 「日本人の足を速くする」新潮新書)

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