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主催者と主管者の関係が必ずしも良好とは言えず、また準備の遅れから、直前の修羅場が見えているだけに、北海道に向かうのは正直気乗りがしなかった。
案の定、金曜日には、テレインの一部である自然公園の一部が、クマゲラの営巣で突然立ち入り禁止になり、コース変更が余儀なくされた。そうでなくても遅れているコース印刷は一層おくれ、最後の印刷は日曜日の未明となった。金曜日のチェックで、テレイン内の地図調査の怪しい部分やコントロールで問題のある部分も発見された。結局、土曜日にはデフのコピーやカットも手伝う羽目になった。その作業が始まった時には、夜中の12時を回っていた。
調子の悪い時だったら、確実にダウンしていただろう睡眠時間で日曜日も起床し、最後のコントロールチェックを行なった。日中は思いの外元気だった。地図交換でエリートの走りを目の当たりにしたからかもしれない。自分の体調が上向きなのもあるが、真剣に走り、コースに挑戦する選手の姿が何より刺激になった。
カッシーの優勝を素直に喜べることも嬉しかった。12年前は自分が当事者だったから。カッシーが12年ぶりに日本チャンピオンに復活できるなら、自分にもまだ復活のチャンスがあるような気がしてきた。
脆弱な運営体制の中で奮闘する山田君やコントローラの酒井さんの活躍にも勇気づけられた。身体的にはどっぷり疲れたが、帰って来たときには、精神的にはむしろハイになっていた。
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