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2007/06/25

安曇野

昨年は世界選手権の遠征で参加できなかった安曇野2daysだが、今年は夏のリフレッシュに参加することにした。安曇野は、毎年複雑で凝ったナヴィゲーション課題が出されるので面白い。一昨年の空中写真で河原の荒れ地で探したCPの位置を写真にプロットする課題は、「ああ、空中写真ってここまで読み切れるんだ」と感動しながら取り組んだ。方向を手がかりにさがすべきCPを作図する課題も、宝探しみたいで楽しかった。ディレクターの小林さんも、こちらの力量を推し量りながらコースプランをしている。当然、こちらも向うの意図を読みつつ、レースに臨む。他のチームとの対決以上に、プランナーとの対決もこのレースの妙味の一つである。

 チームメイトの田島が、小林さんに装備のことで問い合わせたところ「今年もお会いできるとのことで、それを聞いたのがUNITE-Xを伴っての踏査中でした。当然変な?スイッチが自分の中で入ったのは当然で、ナビが不得手なチームは悲惨だなーと思いつつ、CPの設置位置を決めました。」とさ。

 プランナーが本気なら、こっちも本気にならなきゃ失礼だよな。わー、楽しみ!

 

 

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研修でのオリエンテーリングと講習会

 ハードな1週間だった。全日本から帰ってきた週の水曜日には白河にあるJR東日本の研修センターでのオリエンテーリングを使った研修の実施、週末には東京と仙台でインストラクター養成講習会の実施。合間を縫って、沼津で起震車を使った実験の下見と朝霧野外活動センターの外部評価委員会の会合。日々の仕事の他にこれだけの仕事がこなせたのだから、随分元気になったものだ。
 JRの研修の仕事は、別の研修で同センターと関わっていた小泉が見つけてきたものだ。単に身体を動かすだけでなく、仕事への気づきにもつながるプログラムという要望に応えるため、チームO(チームメンバーが分担しながら、決められたコントロールを全てとってくるオリエンテーリングの形式)に一ひねり加えた形式で実施した(詳細は村越ウェッブhttp://homepage2.nifty.com/navi-and-map/kenshuu0706.htm)参照。
 かなり複雑な内容だったが、今回は研修所の研修員を対象としていたので、皆それなりにこなしていた。コントロールの分担の仕方や指揮の出し方など仕事の参考になったと、概ね好評であった。7月には150人近い人数を対象に実施する。こちらにとっても勉強になるチャンスであった。
 週末は東京と仙台でインストラクタ養成の講師のための講習会。昨年実施した東京では5名と少なかったが、日頃からアクティブなメンバーが集まった。仙台では直前の菊池君の努力で9名とまずまずの参加者を得て、どちらも充実感の感じられる講習となった。
 さすがにくたくた。

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2007/06/23

全日本サポート

 主催者と主管者の関係が必ずしも良好とは言えず、また準備の遅れから、直前の修羅場が見えているだけに、北海道に向かうのは正直気乗りがしなかった。
 案の定、金曜日には、テレインの一部である自然公園の一部が、クマゲラの営巣で突然立ち入り禁止になり、コース変更が余儀なくされた。そうでなくても遅れているコース印刷は一層おくれ、最後の印刷は日曜日の未明となった。金曜日のチェックで、テレイン内の地図調査の怪しい部分やコントロールで問題のある部分も発見された。結局、土曜日にはデフのコピーやカットも手伝う羽目になった。その作業が始まった時には、夜中の12時を回っていた。
 調子の悪い時だったら、確実にダウンしていただろう睡眠時間で日曜日も起床し、最後のコントロールチェックを行なった。日中は思いの外元気だった。地図交換でエリートの走りを目の当たりにしたからかもしれない。自分の体調が上向きなのもあるが、真剣に走り、コースに挑戦する選手の姿が何より刺激になった。
 カッシーの優勝を素直に喜べることも嬉しかった。12年前は自分が当事者だったから。カッシーが12年ぶりに日本チャンピオンに復活できるなら、自分にもまだ復活のチャンスがあるような気がしてきた。
 脆弱な運営体制の中で奮闘する山田君やコントローラの酒井さんの活躍にも勇気づけられた。身体的にはどっぷり疲れたが、帰って来たときには、精神的にはむしろハイになっていた。

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2007/06/11

再び出発点へ

 このブログを最初に書いたのは、2005年の9月。世界選手権も終わり、翌年の世界選手権出場を目指す景気づけに、静岡市のシンボル竜爪山(1041m)にマウンテンバイクとランで登った時だった。あれから2年近くが経ち、自分の体調と精神的調子に苦しみながら1年を過ごし、ついでの世界選手権挑戦も終えた。
 今週末は久しぶりに二日間家に居て、読図本の改訂版の執筆と長めのトレーニングにでかけた。マウンテンバイクで興津川に出て、そこから竜爪山の中腹にある穂積神社まで林道をあがり、そのまま帰ってくる予定だった。途中、胸痛が出たが、ひどくなる感じはないので、押し切った。林道をあがりながら、竜爪の山腹を見ていると、そのまま走って山頂まで登りたくなった。「もっと走ってみたい」そう思ったのは、何ヶ月ぶりだろう。
 穂積神社に自転車を置き、傾斜がきついので実際にはほとんど歩きだが、かなりのハイペースで竜爪の山頂に20分で到着。竜爪山頂に立つのはあの時以来だった。季節は違うが、あの時と同じ清水・静岡の街並みが見わたせた。
 「トレドミン」というタイトルが注目を集めたのか、久しぶりにコメントがついた。お気遣い感謝。薬の手助けを借りたとは言え、ようやく出発点に戻ってきた感がある。

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2007/06/08

トレドミン

 先週からまた抗うつ剤をもらうようになった。今度は第四世代の抗うつ薬トレドミンである。セロトニンとノルアドレナリンの再吸収を阻害するということで、いかにも効きそうなのだが、副作用も結構つよい。頭重感、時に頭痛、吐き気までいたらないむかつき。飲み始めて数日間は、「これじゃあ、うつなのか薬のせいでうつになっているのか分からない」状態だった。

 4日目くらいから、その状態はだいぶ改善されてきた。ドグマチールの時は全然効いている実感がなかったから、それに比べると確かに効いているのだろう。余勢を駆って、これまでほったらかしにしていた夏の世界選手権のゲストのエントリーをした。

 たちごけでうった腰、すりきずが痛んで、寝返りを打つのも辛い一週間だった。そのためやや寝不足気味。

 

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2007/06/06

体協スポーツ科学委員会に出席して

本年度から、久しぶりに静岡体協のスポーツ科学委員になった。前回から10年ほどたっているが、医科学活用事業が充実したのには驚いた。中でもメンタルマネージメントは大人気で、昨年はのべ30回行われ1196が受講している。なかには1回80人の講習もある。それって講演?

 今でも指導者講習などを担当すると、メンタルマネージメントって、「あがらないための秘訣」「魔法の言葉」を聞く場のように思っている指導者、選手に遭遇する。上がらないため、実力を発揮するために心の調整が必要なことは論を待たないが、心は「こうしろ」と命じただけでは動かないという事実はまだ十分認知されていないようだ。実力の発揮には「考え方」が大きな役割を果たすが、考え方は一種の習慣なので、たとえば箸の持ち方を変えようと思えば長い時間の練習が必要なように、習慣の変更と定着には長い時間が掛かるのだ。

 回数の多さはともかく、それに比べた受講人数の多さは、喜んでばかりもいられない状況を表している。報告書には「効果が期待できる」とはあるが、効果の厳密な検証の必要だろう。

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2007/06/04

久しぶりのオリエンテーリング

 金曜日は県の教育委員会の依頼で朝霧野外活動センターの活動の調査研究の委員会で朝霧を訪れた。この施設は今年から指定管理者制度が実施されていて、日本キャンプ協会と県のキャンプカウンセラー協会等が管理運営にあたっている。昨年までやっていたスポーツin朝霧という行事を、今年はもっとアウトドアらしいものにしようということで、オリエンテーリングin朝霧という名称にした。その内容をお任せしたいということで、ついでに打ち合わせ。朝霧のような日本を代表する野外活動施設で、オリエンテーリングを冠した行事をやってくれるのは喜ばしいことだ。さっそく手伝ってくれそうな何人かに相談する。
 日曜日は、県の協会行事で、久しぶりにオリエンテーリングをした。もう半年以上地図を持って走っていなかったが、やってみると意外にできるものだ。今週から処方してもらった抗うつ剤があまり合わないのか、今ひとつ気分が優れなかったが、始まってみるとやはり真剣になってしまう。丸火を使った60分のスコアで、最初から全コントロールを取りにいったが、最後は一つだけ取り残してしまった。残念。

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