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2007/01/29

失踪日記

 ロリコン風の絵を描いてその後のオタク文化に大きな影響を残し、少年誌に何本もの連載を抱えていた吾妻ひでおは、89年に、どうしても原稿が描けず、締め切りをすっぽかして失踪した。その顛末を綴ったのが「失踪日記」である。前から読みたかったこの本を、北海道にいく途中の品川の書店で見つけて購入した。隣に並んでいた「うつうつ日記」というのもついでに買った。この人、失踪を2回、その後アル中で入院、さらに、うつ病ともつきあっている。
 ホームレス中は、食料も寝場所も自分で調達する。畑から抜いてきた大根を、カッターナイフで皮を薄めにむくと辛口、厚くむくと甘口が楽しめる、拾ってきたてんぷら油をデザート代わりに飲む、これも拾ってきた生卵と混ぜてマヨネーズを作る、挙げ句の果てには便秘でなかなか出ない時にも活用し、「万能だぞ、てんぷら油」と感嘆する。その努力と工夫の精神は、アスリートにも学べき点が満載である。
 その後のうつ状態について書いた「うつうつ日記」は、うつとは思えない精緻な内容で、読んだこちらの方が鬱状態になりそうだった。そんなこんなでぐったりして、19時に帰宅。
 北海道で車の鍵をなくしてたので、家にあったスペアキーを持って新富士駅まで車を取りに出直した。電車で行くのはしゃくだったので、トレーニングを兼ねて自転車でいった。バイパスを車で飛ばしてもその35分はかかるが、たったの70分。ちょろいもんだ。
 

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2007/01/25

雪のない富山へ

 文部科学省の登山研修所の専門調査委員会で富山にいった。市内には全く雪がなく、立山の麓でも40cmしか雪がないということだった。 この委員会には登山界の名だたる学識経験者が名を連ねていたが、確立した知識の蓄積が少ない領域も少なくないという。ナヴィゲーションや読図など、その最たる領域のようだ。懇親会では、「農工大出身の志度さんが、うちの職場来てました」なんていう偶然の出会いがあったりした。それにしてもたばこを吸う人が多いのには閉口。山での一服は答えられない、という世界なのだろう。 往復8時間かけて、会議は3時間だったが、自分の果たすべき役割が見えた有意義な委員会だった。

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2007/01/12

富士山に登る

富士山に登った夢を見た。一人で登っているのだが、なぜか5合目くらいで休憩になってしまった。早く登らないと日が暮れてしまうと方や思いながらも、じっーと下界の様子などを眺めていた。なんだか今の自分みたいだ。

 だいぶたってから、さあ登るぞということになって、雲に覆われた山頂に向かった。でも気づくと、裸足にサンダル履き、手袋もしていないのだ。冬だということは分かっているのに。寒さは感じないし、もし天候が悪化したら素早く降りてくればいいんだからね、なんて自分に言い聞かせながら出発した。自分の「再出発」を暗示する夢なんだろうか?

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2007/01/10

久しぶりの地図調査

春の市民向け大会のため、清水市にあるJ-step(サッカーのナショナルトレーニングセンター)周囲の地図調査をした。昨年7月に村山口を修正調査して以来半年ぶりの調査だ。とは言っても、市民向け大会で、ほとんど森のない場所なので、道や建物をチェックし、畑か民家か果樹園かを確認すればいい簡単な調査で、「リハビリ」にはちょうどいいだろう。運動も兼ねて自転車で往復し、なるべく走った。清水の暖かさを甘くみていたので、昼頃には汗だくになってしまった。

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