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2006/12/31

香港にて

 香港に来て最初の二日で、APOCの全てのMWEのコントロールを見て回った。初日のリレー・スプリントはコンパクトだったが、二日目のロングとミドルはテレインまで2km以上歩かなければならないし、アップはきついしで、朝から精神的には泣きが入っていた。まだ未チェックのコントロールが何十個と残っているなんていうことは極力考えないようにして、淡々とコントロールチェックをした。気分がネガティブモードに入っているせいか、コントロールの場所について、あるはずのテープが見つからないくらいのことで、気が滅入る。日常を離れるこの旅行は、「癒し」の旅なのか、苦渋の旅なのか、まだ結論がでない。
 ロング全域のチェックは3時間で終わった。ミドルはさすがにあっさりしたもので1時間ちょっとしたかからなかった。重圧を感じる仕事も、実際にはこの程度のものなのだ。帰りがけ、全く別行動していたロングのプランナーであるサイホンに出会って、そのまま連盟のオフィスまで一緒にいった。オフィスは資材でぐちゃぐちゃ。翌日も連盟のオフィスでは夜遅くまで作業が続いていた。

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2006/12/24

香港へ

 その昔、シャクターという心理学者が今ではとても許されそうもないこんな実験をした。生理的喚起状態を催すような薬物を注射した後、一方の群の被験者は嬉しそうにしているサクラ被験者の中に入れ、他方の群の被験者を怒っているサクラ被験者の中に入れた。すると、同じ生理的喚起状態であるにもかかわらず、嬉しそうなサクラの中に入れられた被験者は、自分の生理的喚起状態を「嬉しいことに由来する興奮」と解釈し、楽しく感じた。他方、起こっているサクラの中に入れられた被験者は自分の状態を「怒っていることに伴う興奮」と解釈し、不快に感じた。感情は生理的喚起とそれに対する意味づけで成り立っていることの証拠としてよく引用される研究である。
 昨晩からよく寝付かれなかった僕は、多分生理的喚起状態にあるので、普段なら「ワクワク」といった感情が知覚され、「香港にいくことで興奮しているのだ」と解釈するのだが、うつ傾向で「楽しさ」を感じられない今は、それがむしろ「心がわさわさした」不快で不安感なものに解釈されてしまう。おそるべしシャクター。

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2006/12/23

アウトドアショップへ

 招かれて、好日山荘の店長さんの研修で地図とコンパスの話をした。日頃コンパスの説明書をくさしている立場上、消費者に一番近いところにいる彼らに、コンパスの使い方の全体像と、日本での正しい使い方の話を一度はしたいと思っていたので、願ってもないチャンスだった。
 様々なコンパスの写真と実物を見せながらの蘊蓄話や、180度狂ったコンパスやその直し方、3度ほど狂った珍しいコンパスの話など、一般の人ならうんざりしそうな話を、彼らは熱心に聞いてくれた。
 この日は実はモンベルにも訪れて、オリエンテーリングの紹介をした。こちらも直営店では読図トレッキングなどを企画しているので、そのスペシャル講師なども派遣してもらえますかねえ、なんて話になった。こういう形でオリエンテーリングで蓄積されたスキルとノウハウが広がり、オリエンテーリングのPRになればと思った。

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2006/12/15

山と渓谷リニューアル

山と渓谷がIT系の出版社に買収された話はご存じの人もいるだろうが、そのせいなのか、7年1月号から紙面がリニューアルされた。表紙はこれまでの「山写真」ドーン!から変わって、ちょっとお洒落な女性向け雑誌を思わせるような白を基調としたデザインになった。

紙面の内容そのものはまだ大きな変化はないが、いくつかの新しい特集も始まった。この号では、特別企画として、「地形図の世界」がある。地理院に作成過程についてのインタビューも行っており、実用・うんちく両面から楽しめる。筆者も3pほどで、読図のポイントを把握するための問題を出題している。

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2006/12/08

願望なのか強迫観念なのか

 週末に東海自然歩道にトレイルランニング(の取材)にいくことになっていた。天気予報でどうも雨らしいということが気になっていたのか、その夢を見た。富士山周辺をヤマケイの担当者と一緒に訪れているリアルな夢だ。その続きで、三河トレイルランの新しいコースを検討している夢もみた。これは願望なのだろうか、準備を進めなくちゃという強迫観念なのだろうか。

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2006/12/04

ランナーズ・ハイ

 風邪気味で不調だった先々週から、かなり体調が回復した。寒くなる前に自転車に乗っておこうと思って、先週は何度も自転車通勤をした。帰りはジョグ。最初のうちは、身体が重かったが、数日走り続けると、身体も慣れてきた。後半のある日は、30分ほど走ったころから、最近経験したことのない心地よさに包まれた。ここ10年以上経験したことのないランナーズ・ハイだった。

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