不安と気迫
世界選手権スプリントとロングの決勝が終わった。スプリントでは、最後の力走も及ばずシモーネが3連覇の女王の座を手放した。優勝したのは、南半球に最初の世界選手権金メダルをもたらすことになったハニー・アリストンだ。優等生シモーネは「オーストリアの子が勝つのはいいことだ」と言っていたが、「スカンジナビアの女の子はなんとかしなくちゃね」と、辛口なところも見せた。
今日のロングでは、途中、ノルウェーのマリアンヌにリードされていたシモーネがすペ苦テーターコントロールでリードを奪い、そのまま逃げ切ったシーンが印象的だった。スタート前には昨日の敗戦で、精神的にもきつかったそうだが、それを振り切る気迫が感じられた。
こういう場面を見ると、それと同じ舞台で戦っていたいという欲求が沸いてくる。世界選手権は麻薬みたいなものだ。 (写真はスプリントの決勝最終コントロールをパンチしてフィニッシュに向かうシモーネ。スクリーンがハニーのタイムまで8秒しかない(逆転の可能性は低い)ことを表示している。なお、この最終コントロールの特徴物は、昨年の日本のリレーでも最終コントロールを務めた「the little mermaid」
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