寄り道
誇りに思えるかと問われたら首をかしげてしまうが、準備段階でもレース自体でも自分のしたことに後悔はない。限界を超えないということも含めて、この半年は十分コントロールした日々を過ごせた。それが、「ついでに」、つまりはクオリティー・オブ・ライフの向上につながったかについては疑問がある。しかし、これが何かの最後ではなくて、新しい始まりなのだという感覚が訪れた。WOCはやはり寄り道するに足る場所だったのだ。
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誇りに思えるかと問われたら首をかしげてしまうが、準備段階でもレース自体でも自分のしたことに後悔はない。限界を超えないということも含めて、この半年は十分コントロールした日々を過ごせた。それが、「ついでに」、つまりはクオリティー・オブ・ライフの向上につながったかについては疑問がある。しかし、これが何かの最後ではなくて、新しい始まりなのだという感覚が訪れた。WOCはやはり寄り道するに足る場所だったのだ。
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午前中、イベントセンターで登録を済ませる。他のチームに出会うと、世界選手権だという現実感がぐっと高まる。
オーフス周辺は午前中雨。明日・あさってとも気温はそれまでほどはあがらないようだ。夜、スタートリストが発表されるのを見ると、さらにレースへの緊張感も沸いてくるのだろう。
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昨日はオフでカヌーをしにいったのだが、寝込みたくなるような不調感が一日中つきまとった。全体的には好調感は全くないのだが、練習してみるとタイムは割と遅くない。オーリンゲンのスーパーエリートの優勝者相手にショートレッグでは決してひけを取らないタイムさえだせている(向こうが練習でどの程度本気で走っているかは分からないが)。
今日はミドル予選前最後の練習で、好調には全然思えなかったが、タイムは切れていた。主観的な好調感・不調感なんて、その程度のものかもしれない。練習後オーフスに移動する。
世界選手権開催都市にやってくると、身体が熱くなるような興奮を感じるものだが、今回はそんな気分にもならなかった。
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22日にシルケボーに移動し、トレーニングキャンプが始まった。初日はミドルタイプの森で軽く3km。ロブのつてでジュニア世界選手権で優勝したオーストラリアのハニーとその彼?のシモナスが来ていた。シモナスはオーリンゲンのスーパーエリートで優勝した選手だが、トータルで3分差をつけられたものの、ショートレッグでは、ほぼ互角以上のレースができていた。相変わらず頭の調子はいいとは言い難いが、体調も技術的な調子も悪くないようだ。
滞在しているのは、シルケボーのオリエンテーリングクラブのクラブハウス兼デンマークチームのトレーニングセンター。街の郊外に位置し、外はすぐ森になっている。ハウスの中も、機能的に作られており、合宿にもうってつけの環境だ。北欧には、こんな感じのクラブハウスが当たり前のようにある。
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デンマークに到着。トレーニングキャンプの暇に任せて読もうと思ってもってきた「ダヴィンチ・コード」3巻を一気に読み終えてしまった。よくできたストーリーだと思った。それ以上に随所の子午線(ローズライン)や羅針盤(コンパスローズ)といった、ナヴィゲーションに関係する物が小道具として出てくるのが興味深い。
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遠征に先立って、タンスの中の古いスポーツウェア類を整理した。89年から使っている日本チームのOスーツも処分した。さすがにもう穴だらけだ。ゴミ箱のそばに積んでおいたら、次男がサッカースパイクの泥磨きに使ってしまった。「日本代表のウェアでスパイクを磨いたら日本代表になれるかもしれないよ」というと、彼は嬉しそうに笑った。
僕には物質崇拝の習慣はないので、代表ウェアで泥を磨いたからといって何とも思わないが、代表ウェアに袖を通すことの重みは、それが当たり前のことではなくなった今は痛切に感じる。このウェアを来たくても、そのチャンスが与えられない選手は数多くいるのだ。そして2年前は僕もその一人だった。このウェアに袖を通したいと真剣に願う選手の数が多ければ多いほど、代表もまたそれに袖を通すことに誇りを抱き、最高のパフォーマンスを発揮できるのだろう。このウェアに袖を通し公式戦を走ることも、多くてあと3回。
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8月なかばにやるらしいBSの「人間力アップ」という番組のロケを13日行なった。この夏一番の暑さの日、汗だくになりながらのロケだった。ロケをしていつも思うのは、1カットに対するこだわりと時間のかけようだ。TVならたった5秒くらいのカットでも、3度や4度やり直すことは珍しくない。そのためのカメラ位置やパンの方向について10分くらいカメラマンとディレクターが検討することも少なくない。そうして本番をとっていると、最後に近くの踏切の音がかぶって、やり直し!になったりする。
大学の授業でもビデオを見せることは時々あるが、学生は教員の話よりもはるかに静かに聞いている。それだけ絵がよくとれているからなのだ。その背後には、実際に使われる画像の何十倍というエネルギーが費やされていることが、ロケをしてみるとよく分かる。成果の背後に多大な隠れた努力があるという点では、TV番組とスポーツは共通している。
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ずっと痛かった右肩を、合宿の時に吉田勉に見てもらった。腕を動かしてみたら、勉から「腕じゃなくて肩全体が動いている」と指摘された。確かに鏡で見てみると、腕だけで済むところが、肩の筋肉を使って腕を持ち上げていた。彼に指示されたとおりに動かそうとすると最初はうまく動かない。ようやく動くようになると、これまで感じたことのない場所に筋疲労を感じた。インナーマッスルを使わずに肩を動かしているというのが、勉の診断だった。 こんな単純な動きですら、自分の意図通りに身体を動かせていないこと、新しい動きをしてみるという発見があることが新鮮だった。きっとランニングの脚の動きにも、同じように今までできていなかった単純な動きがあるのかもしれない。そんなことを考えると、まだまだ現役で走って、新しい発見をしてみたいという気持ちになってくる。
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山での遭難を防いだり事後処理にあたる遭難対策協議会というのがどこの都道府県でもある。その全国大会が今年は静岡で開かれた。講演を引き受けて出かけてみたら、思いの外りっぱな会議でびっくりした。静岡県でも県教委の生涯スポーツ課総出で対応しているようで、壇上には教育長までいた。
日本山岳協会の関係者や高体連登山部の人もいる。日頃の活動とオリエンテーリングのいい宣伝の場になった(かな?)
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7月1日、村山口登山道に地図調査に出かけた。調査に入る前に浅間神社の境内をゴールにできるかどうかジャンボで聞いてみようと寄ってみると、人だかりがしている。どうも祭礼らしい。宮司とおぼしき人に尋ねると、それなら(氏子)総代に聞いてくれという。受付には総代と区長がいて、あっさりOKとなった。
たたずんでいた人に聞いてみると山開きだった。そうか、今日は7月1日なんだ。数ある富士登山ルートの中で最も歴史があり、近年ようやく復興が進みつつあるのが、この村山口登山道である。この浅間社は登山道の出発点でもある。京都の聖護院から行者が、英国大使館からは大使がやってくる(初めて富士登山をした外国人が英国公使のオルコック)という。たまたま通りかかったロブは、すぐに調査にいってしまったけれど、これは見るっきゃないよ。
ふんどし姿の山伏と子どもたちがまず水垢離をし、そのあと行者姿の一行が登山道にかけられた縄を真剣で切り、ホラ貝を鳴らしながら登山道をあがっていく。圧巻は護摩炊き。まず山伏の一行が結界に入る。その後遅れてきた山伏をまことの聖護院系の山伏かどうかを「問答」で延々と確認する。その後、山伏が境内の結界の中で四方に矢を放ち、斧と宝剣で厄払いをする。矢を放つ役を務めたのは地元の人らしく、に緊張していた。その表情は集中の極み見えた。最後に和太鼓をたたきながら経を唱えるなか、護摩段に火がともされ、境内の杉木立の中が煙に包まれた。
上は護摩をたいているところ。下は水垢離の様子。
来年の7月1日は日曜日。是非静岡のオリエンテーリングのついでに!一見の価値あり。
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