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2006/06/26

やればうまくなる

 17日の土曜日は、ロブにコースを設置してもらい、坂本と二人でプライベートレッスン。僕は長い距離を走るつもりはなかったし、坂本もけがあがりなので、2km程度のダウンヒルコースをスピードを上げて走る練習をする。
 選考会の時の課題だった、脱出時のコンパスワークと、厚みのあるルートプランを意識しながら走る。ようやくロゲインの疲れも取れたようで、調子は悪くない。
 トレーニング終了後は、露天風呂によって、ロブ家に寄って遠征の相談や壮行会のアレンジの相談をする。練習と仕事を両方こなした割には、スローな一日で、リフレッシュ。

 翌週、23日土曜日は東海学園のサタデープログラムの講師で、JWOC壮行練習を兼ねたスプリントに参加。24日は富士の東海セレクションの一般クラスを走る。24日は、昼まで走ってその後、曇天の中を地図調査へ。心身の健康に不安を抱える人間のやることじゃないな。おまけに調査は途中から雨。フィルムのマットが劣化していて、5Hの鉛筆でカリカリ書くと、マットが落ちて、鉛筆が乗らなくなってしまう。調査中、気分障害に頭痛。当たり前か。病人じゃなくても、この天気でしかも地図がイカで、おまけにフィルムまで不良だと気が滅入るよね。
 土曜日のレースは松澤に完敗で、日曜日は秒差で勝った。1勝1分け。毎週オリエンテーリングをすると、うまくなるのが実感できる。無駄な動きやもたつきがなく、遠くのものやコンパスをみながら、方向を調整できるようになってきた。この向上感が楽しい。

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2006/06/15

Expect unexpected

 ワールドカップサッカーの日本vsオーストラリアを見た。日本を応援しようというつもりは特になかった。おもしろい試合が見られればよかった。その点では、後半40分近くまでは取り立てて見所のない平凡な試合で、「これならぐっすり寝られる」と胸をなで下ろしていた。
 試合がおもしろくなったのはその後だった。つぎから次にフォワードを繰り出すオーストラリア。2点目まではともかく、とどめと思われた2点目の後も果敢にダメ押し点を取りに行く積極的なオーストラリアの姿勢は印象的で興奮してしまった。
 稲本も福西も、ノーマークに近い絶好のチャンスをきっちり決めることができない。リードしているから甘さのようなものが感じられた。何より、チームの進化に疑問を抱かされたのは、ロングスローから失点した後だった。「予期せぬ出来事」(それは単なる希望的観測にすぎないのだが)後、選手が心理的な空白に入ってしまい、それが追加点につながったように思える。このチームは本当にドーハの「悲劇」から進化しているのだろうか?
 そんなこんなで、試合終了後、2時間も寝付けなかった。

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2006/06/12

ブラックアウト

 利佳ちゃんから誘われて気楽な気持ちで申し込んでは見たものの、世界選手権代表選手に選ばれると、12時間という普段走り慣れない距離を走ることの身体への影響が気になる。もし自分がバリバリの現役だったら、このロゲインもキャンセルしただろう。身体に加えて、毎日8時間以上の睡眠を確保している人間が、夜通し寝ずに動き続けて、健康に影響が出ないかどうかも不安だ。
 今回のロゲインの目玉は夜間のナヴィゲーション。夜22時スタートなので、4時までの約半分の時間が闇の中でのナヴィゲーションとなる。昼間のナヴィゲーションでは、吹雪や雪+霧の中で周囲が一面白に見えてしまうホワイトアウト状況でのナヴィゲーションがもっとも難しいが、夜間はそれに匹敵する、いわばブラックアウトでのナヴィゲーションである。不安もあるが夜間のナヴィゲーションは、やりなれると病みつきになる。闇の中で居場所を失ってしまうという不安、地図の情報を駆使して対応し、その不安を制御することは、昼間のナヴィゲーションにはない達成感がある。 スコア形式ではよくあることだが、地図上での移動スピードの見積もりは、細かい部分を無視して想定するので、どうしても甘くなる。この日も前半の真田市街地に降りた時点で、予想以上の時間がかかっていた。その上、パートナーの利佳ちゃんが、途中給水のため自販機で買った「桃の天然水」が合わなかったのか、腹痛と軽い吐き気を催し、ペースダウン。通過時間を計りながら、フィニッシュ時刻を推測し、そこから逆算してスキップするコントロールを決めていくという展開になった。市街地の北端付近にあるコントロールのうち点が比較的高かった2つは状態を考えるとスキップをせざるをえない。
 最後の2時間は、だらだらと登る国道の路肩を、あちこちに痛みの出た脚をたたきながら、登った。このペースでは時間をオーバー、大幅な減点は免れないだろう。だとすると、1分30点だから、34点のコントロールでさえ1分強の時間がかかるなら、損になってしまう。34点のコントロールのスキップを利佳ちゃんに提案すると、「そんなの嫌!それなら私走る」と言い出した。二人で走ってみると、そこそこのペースで走れたのは驚きだった。むしろ歩いているよりも楽なくらいだった。中盤は基本的に歩いていたから、違う筋肉を使うランが楽に感じたのだろう。
 結果的には、ほぼ途中のスキップ分1位に足りない3位であった。世界選手権を控える身には、これくらいが穏当だろう。

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2006/06/05

this could be hell or heaven

 元々夏場に弱い僕が、この時期に90分近いクラシックでトップが取れるなんて、はなから無理な話だった。だが、自分にはトップで有無を言わせず選考されるしかない。
 土曜日からパトリックと一緒に過ごして、やや興奮気味だった。先週ほどの身体の切れもない。だが、コースを見、1番目の下りの尾根を慎重に取っているうちにやる気になった。これなら十分戦えるだろう。取れたラップは2つで、全般にはトップラップから5-10%遅いレッグが多かったが、散々考えた長めの10-11でラップが取れたのは、してやったり。
 3位じゃ厳しいと思われたが、結局ミドルの選手として選考された。こうして3年ぶりに選ばれて見ると、初めて選ばれたようにジンと来た。これは天国への道なのだろうか、それとも地獄の道なのだろうか?

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2006/06/03

たりないのは休養じゃなくて刺激?

選考会当日は、さすがにぐったりしていたが、今週はこの2ヶ月の中ではもっとも調子のよい週だった。まあ、朝の5時ごろ目が覚めるのは仕方ないだろう。それ以外は熟睡もできている(なんといっても、今や10時には寝床について、7時に起きる生活だ。一家の中で一番よく寝ている)。体調のよいのも当たり前か。

 確かに休養は足りなかったと思うが、刺激も足りなかったのかなと思う一週間。明日は、東大大会。この季節に80分は辛いが、逃げ腰になっていたら結果は得られない。先週の教訓を生かさないとね。

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