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2006/04/23

ヒャペンハヴン

ヘルシンキでの会議を終えて、3日ぶりにコペンハーゲンに戻ってきた(現地語では、ヒャペンハヴンと聞こえる)。コペンハーゲンはSASのハブなので、結構なにぎわいだが、それでも北欧の空港らしい落ち着きがあって、好きだ。

 数年前にデンマークから海峡をはさんだマルメまでの橋が完成して、その途中にある空港にも鉄道が乗り入れたこともあって、他のデンマークの都市へのアクセスも非常によい。世界選手権が開催されるオーフス(AarhusまたはÅrhus)も、毎時間出ているインターシティーで約3時間半。実際、ここに着いた日も飛行機が着地してから、ゲートについて、入国して、換金して、切符を買って、電車に乗るまで優に30分を切っていた。到着ホールに出てから電車に乗るまで100mもないのだ。

 そんなこじんまりして静かな北欧が好きなことも、世界選手権に向けてのモティベーションを高めてくれるだろう。

おなじように北欧好きが高じて、スウェーデンで勉強中の金並さんのページ

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2006/04/22

5m登るか60m走るか?

デンマークでの二日目のトレーニングはルートチョイス。

 上りか迂回かのルートを問われることが多い。単純化していうと、5m登るのに約15秒、道を1km走るのに4分かかった。つまりは5m余計に登ることは道を60m余計に走ることに相当することになる。

 この日やった7つのレッグ全体でもほぼそういう結果になった。

それにしても、デンマークでもフィンランドでも、泊まったホテルは無線LANやブロードバンド接続が可能になっていただけでなく、SASの東京-コペンハーゲン便も無線LANがエコノミークラスでも可能になっていた。これじゃあ、せっかくの遠征でも日常のしがらみから逃れなれない。なんてこった。

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2006/04/20

デンマークの森

短い時間ながら、午前午後と山に入った。午前中は立ち入り禁止のmindenparkの地図の中で、立ち入りが許されている部分と舗装道路に沿って、写真を撮った。

 午後はあいにく雨になってしまったが、ロブが組んでくれたミドルのコースを走る。途中時計をとめてしまったので、正確にはわからないが、kmタイムが6分。本番では優勝予想はこの手のテレインでkm5分なので、もう少しスピードがないと厳しいかな。

 本番の地図はもっとよいのだろうが、植生の表記や等高線にやや不満。

http://homepage2.nifty.com/navi-and-map/にも写真掲載060419e

▲白と緑の境がはっきりと分かる、地図のイメージ通りの場所

060419d

▲地図からのイメージとは違い、やや見通しが悪い森

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2006/04/18

どきどき

週末にヘルシンキでIOFの理事会が開かれる。せっかくなので、たった1日半だが、デンマークの山に入ることにした。東京で前泊し、成田エキスプレスで成田空港に向かうとき、ここ2年間経験したことのないどきどき感が訪れた。

 まだ選手になれるかどうか分からない。だが、自分がそれに向かって確実に進んでいる。たった1日半の「デンマーク遠征」もその一歩なのだ。

 コペンハーゲンに向かうSAS便は2時間遅れだが、なんとSASはインフライトでネット接続ができるようになっていた。この書き込みも秋田上空から。

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2006/04/17

オリエンテーリングは楽しくない

15/16日の週末は愛知県と一緒にロゲインの運営をやった。土曜日の午後にはナヴィゲーション講習と、地元MTBショップによるMTB講習をやったあと、夕方は野外教育センターでのカーボパーティー。いろんな種類のアウトドアアスリートがそろって楽しかった。

 日曜日は8時スタート。スタート時にはあいにくの雨だったが、10時にはあがり、後半はあつくもない絶好のロゲイン日和。6時間の長丁場だから、歩いてのんびりの組もあれば、6時間徹底的に走り回ったと思われるチームもある。じいちゃんばあちゃん、お母さんが2歳の子をおぶって、4歳の男の子はポンチョを着せられ、3時間歩きとおし、なんているチームもあった。この懐の深さがロゲインのいいところだ。人数は160人だが、一斉にスタートで、決められた制限時間に合わせてゴールなので、にぎやか感がある。チームでの競技というのも、楽しく感じられる理由かもしれない。

 つくづくオリエンテーリングって、「楽しくない」ってのは言い過ぎにしてもストイックな競技だと思ってしまった。「楽しく」するために、本筋をはずすのは論外だが、ロゲインを運営・参加していると、もう少しオリエンテーリングも「楽しく」できないかな、と思ってしまう。

写真つきレポートはこちらにもhttp://www.east-wind.jp/kocci/modules/wordpress/

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2006/04/14

選考会

 前週の香港滞在の疲れを、週の中盤まで引きづった。必ずしもベストな体調ではないが、そんなことは今に始まったことじゃない。それでどこまでチャレンジできるかが、今の自分の課題なのだ。そう言い聞かせてできる限りの準備をした。金曜日は行きつけのマッサージの予約が取れなかったので、駅のクイックマッサージにいって上半身をもんでもらった。これが思いの他利いて、肩こり・頭痛もかなりひいた。
 スプリントを走るかどうかはかなり迷った。今の自分には二日間トップスピードで走り続けることができるのだろうか。出場を目指していないスプリントにエネルギーを注ぐ余裕があるのだろうか。ある程度走って、後半は手を抜いて流すつもりだったのが、幸か不幸か、2分前の松澤に追いついてしまった。そうなれば、欲も出る。目の前にいるランナーとの差を詰めたくもなる。結局最後まで追い込んで走った。フィニッシュ後、脳の酸素不足かめまいがした。
 翌日ミドルは全日本の北西を使うことが発表されていた。この場所で本気でミドルを組むなら、自分にもまだ戦う余地があるはずだ。アップの時にはやや身体が重かったが、「プールに入るまでは(その日の本当の調子なんて)分からない」という岩崎恭子の言葉を励みに丁寧なアップを心がけた。
 コースは、予想通りのトリッキーな部分を駆使したコースになっていた。「これならやれる!」ルート的にはやや消極的だったが、いい感じでスタートが切れた。
 終わってみれば13秒差で2位。2位になってみると悔しい思いがわき上がる。13秒なら1位にもなれたはずだ。その13秒を縮めることができなかったのは、自分がまだ本気で1位になれるということを信じていなかっただろう。結果に基づく自信と2位という結果を残したのは大きい。

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